コンサルタントの研修制度
基本的な考え方
OFF-JTで“核となる種を蒔く”
コンサルティング事業本部の新入社員研修においては、OJTと同様にOFF-JTの研修にも力を入れています。期間は約4ヵ月。トップコンサルタントのもと、経営に関する一通りの知識を“ミニMBA”のような形で学んでいただきます。同時にリサーチやアウトプット作成の基礎についても演習形式を中心に展開。その後は仮配属という形で複数の部署、案件を経験していただきます。即戦力として活躍できる力を身につけていただきたいという想いの一方で、短期的な視点にとらわれずに広範な土台を養ってほしいとの想いも込めた研修をめざしており、この段階で幅広い分野の知識の“核となる種(タネ)を蒔く”ことで、その後の骨太な成長へとつなげていきます。
Member
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執行役員
コンサルティング事業本部
副事業本部長(特命)
1998年入社名藤 大樹 -
HR第3部
マネージャー
2017年入社諏訪内 翔子 -
グローバルコンサルティング部
コンサルタント
2017年入社富田 愛梨 -
コーポレートアドバイザリー部
コンサルタント
2017年入社渡辺 直人
研修でどのようなマインドが
培われましたか?渡辺:初日に受講した、コンサルタントとしての心構えの研修が今も印象に残っています。若手の頃はともすれば上司の指示待ちになってしまいがちですが、この研修から学んだことのおかげで、主体性・積極性を失うことなくプロジェクトに参画できています。
富田:コンサルタントの語源は「ともに座る」という意味だと学びました。クライアントの本音を引き出し、同じ目線で寄り添い続ける姿勢こそが、真のコンサルタントであるという意識は、今も大切にしています。
渡辺:個人ではなく、チームとしてのアウトプットを最大化するために、新人である自分に何ができるかを考えることの大切さを学びました。現在も先輩とのコミュニケーションを大切にし、信頼して仕事を任せてもらえるように意識しています。
諏訪内:クライアントの経営課題や解決策は想像以上に多岐にわたることを教わり、常に学び続けることが大切であるというマインドが培われたと感じています。
名藤:2年目、3年目と経験を重ねていくうちに、そういったマインドの大切さに改めて気づくことになると思います。
研修で学んだスキルは実際の業務で
どのように活きていますか?諏訪内:私のクライアントは人事部の方が主ですが、研修で学んだ財務やマーケティングの知識を活用することがたびたびあります。専門領域以外の幅広い分野の知見こそコンサルタントに期待されている付加価値だと感じており、お客さまの視野を広げることに貢献できていると実感しています。
渡辺:クライアントの幅広い経営課題に対してクライアントとともに立ち向かう中で、研修で基本的な知識を “聞いたことがある”という感覚を持てるだけでも、最初のハードルはずいぶん下がり、取り組めると実感しました。
富田:私は学生時代にExcel、PowerPointといった基本的なPCツールに触れたことがありませんでした。しかし、研修でそれらの基本的なスキルを体系立てて学んだおかげで、実際の業務において、報告書の作成等にもスムーズに取り組むことができました。
名藤:Excel等すぐに役立つスキルだけでなく、企業価値分析等、将来を見据えたスキルの修得にも力を入れ、長期的観点でバランスのとれた人材になっていただきたいと思っております。
学生の皆さんに向けて
メッセージをお願いします。諏訪内:コンサルタントには成長し続けることが求められます。自分の得意分野を深掘りし続けるモチベーションは非常に大切です。当社では研修を含め、そのような得意分野を見つけるきっかけがたくさん転がっています。
渡辺:コンサルタントは即戦力として活躍が求められると恐れている方もいると思いますが、当社は約4ヵ月間というしっかりとした助走期間を設けていますので、学生時代にしかできないことを満喫していただき、過剰に恐れることなくご入社いただければと思います!
富田:コンサルティング業界は個人プレー、実力主義といったイメージがあり、コンサルタントになることに足がすくむ方もいるかと思いますが、当社は長期的なキャリアを前提とした丁寧な人材育成が特徴ですので、心配せずにチャレンジしてほしいです!
名藤:確かに当社には充実した研修がありますが、しかしそれは一流のコンサルタントとして活躍するうえでの必要十分条件ではありません。あくまで成長するための“種”に過ぎないのです。一流のコンサルタントに成長するカギはあくまで本人の意識と姿勢にあります。ぜひ高い意識を有した方にご入社いただき、当社の充実した研修を活用して、一流のコンサルタントへ飛躍し、我々とともに長期にわたって活躍していただきたいと思います。