Consultant3
コンサルティング事業本部
社会共創ビジネスユニット
イノベーション&インキュベーション部 マネージャー
中村 祐也
攻めの姿勢でプロジェクトを
進め、経営戦略から
個別戦略までを通じ
企業価値向上に資する。
経歴
2017年入社。京都大学医学部で公衆衛生学を研究。卒業後は、医学データの統計解析経験を活かそうと、IT業界に就職しプログラマ、SEとしてキャリアを積む。その後、ビジネスのより上流工程での仕事を求め、コンサルタントへのキャリアチェンジを志望。シンクタンク系コンサルティング会社として社会解決に資するソリューションの開発・支援を展開しているMURCに出会い入社を果たす。現在は社会共創ビジネスユニットのイノベーション&インキュベーション部にてマネージャーとして活躍している。
私の信念
コンサルタントとしてより高い成果を出すために、「想像力」と「素直さ」を大切にしています。自分だったらこんなことを言われたら嬉しいだろう、クライアントはこんな成果がほしいのだろうと想像することが、期待を上回るアウトプットを出し続けることにつながります。また、クライアントや同じプロジェクトのメンバー等、立場・関係にかかわらず、相手の意見に素直に耳を傾け、よい意見なら積極的に採り入れ高いレベルの示唆を出すことが重要です。
この2点はコンサルタントの成長ドライバーであり、特に若い人材には大切にしていただきたいと考えています。私自身、部下に接しながら「素直に意見を聞くことができただろうか」と今も常に自省しています。
私の仕事
イノベーション&インキュベーション部は、未来洞察・先端技術・先鋭ニーズ等による新潮流を捉えたコンサルティング全般をご支援しています。
私は先端技術や研究開発を通じて社会課題を解決することを志向しており、先端技術の目利きをはじめ、国内外の専門ネットワークを活かした戦略策定から実行までを一貫して支援しています。主なクライアントは大企業の経営企画部門や研究開発部門です。彼らに対して、顧客内外の技術の市場性を客観評価をベースとした計画策定から実行支援だけでなく、事業成功の一翼を担うパートナー・プラットフォーマーとしての価値共創をチーム一丸となって志向しています。また、目の前の経営課題を解決するだけではなく、ご支援を通じてクライアントが自走できるよう心がけています。激しく変化し続ける社会環境において、クライアントが常にプレゼンスを発揮できるよう、戦略策定支援だけではなく組織づくりにも力を入れています。
案件の中には社会課題解決に向けた施策を社会実装する大規模プロジェクトも多いです。それらの支援を通じて、クライアントはもちろんのこと、その先にある社会全体の課題解決やニーズの充足に貢献し、より便利で豊かな社会の構築を成し遂げたいと思っています。
マネージャーとしての私の仕事は、プロジェクトが実際に立ち上がる提案活動の段階から始まります。入り口としてはある企業の潜在的な課題について仮説を立ててそのソリューションを自ら提案していく“攻め”のパターンと、既に顕在化している課題の解決について相談を持ちかけられる“受け”のパターンがあります。いずれもMUFGグループ企業の取引やネットワークをきっかけとすることもあり、グループのリレーションを活用した精度の高い情報収集やソリューション提供が可能なことは、他のコンサルティングファームにはない当社ならではの強みです。
提案の段階ではクライアント自身も漠然とした悩みを整理しきれていないことが多く、私はクライアントの壁打ち相手となって一緒に課題抽出や論点整理を行います。この場には若手コンサルタントにも積極的に参加してもらうように心がけています。プロジェクトが正式に案件化する前の段階から若手も参画できることは、当社で働く魅力の一つといえるでしょう。その後プロジェクトチームを編成し、QCDを管理しながら2-3ヵ月かけて最終報告会までたどり着きます。常にクライアントも気づいていない潜在的な課題を探り、期待を超える解決策と成果を追求することが、私が発揮すべき価値だと考えています。
手がけたプロジェクトの一部
プラットフォームビジネスの
新規事業戦略策定
シェアリングサービスの
新規事業戦略策定
AI、IoTを活用した
新規事業戦略策定
事業戦略策定セミナー
私の
とっておき
ある大手企業の研究開発部門を対象に、組織づくりという観点で半年ほどかけてセミナーやワークショップを行いました。その際、クライアントのビジネスシーズをもとに一から教材や資料を作り上げました。オーダーメイドでの資料作成や講師業務は骨の折れることであっても、そのプロセスはクライアントへの理解や自分自身の知見の整理にもつながり、プロジェクトの成果以上の収穫があったと感じています。セミナーの講師や書籍の執筆等のパブリシティ活動は、直接的なビジネスにはつながらなくとも、コンサルタントとしての自分自身の成長を促進し、かつPRにもつながると考えているため、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。
仕事の醍醐味
コンサルティング業は労働集約型で想像以上に地味な仕事です。地道に一次情報を集め、それを根気強く整理・分析していく作業も多くあります。クライアントと見解が異なったときには議論が白熱することもありますし、解決が困難な課題に直面することも珍しくありません。もてる知力と気力を総動員してそれらの山を乗り越えた先でいただく、お客さまからの「ありがとう」の一言は格別です。どんな困難があったとしても、次も頑張ろうという気持ちがわいてきます。
クライアントは我々コンサルタントに対して大きな期待を寄せており、それは非常に高い山となって我々の前に立ちはだかります。その期待値を超えるアウトプットを出すためにも、タフであらねばなりません。何よりも考えることが好き、コンサルタントの仕事が好きという気持ちを大切にしたいと思います。
5年後の私
入社から1年後にプロジェクトのサブリーダーとなりました。これは未経験で入社した社員としては、比較的早めの抜擢でした。少し背伸びさせることで成長を促すのがMURCの育成の考え方です。私自身はその後も上司から「2つ上のポジションになったつもりでプロジェクトを推進しなさい」と言われてきました。
現在はマネージャーですが、さらに上級職を目指していくに際し、今は自分の専門領域を絞り込むタイミングと考えています。
5年後にはこの専門領域で課題をもつ企業からBy Nameで相談される人材になっていたいと思います。
心に残るエピソード
ここ数年手がけているのが、大手メーカーの経営幹部肝いり部門での新規事業案件です。参入可能性の検証から事業戦略立案、ビジネスプラン立案、事業開発という長いフェーズを年単位で過ごしており、私はその初期から継続して参画している数少ないメンバーの1人です。
高いレベルが要求される一方でリソースは限られるという苦しさもあり、歯を食いしばって続けてきました。それだけに事業開発のフェーズでクライアントが新製品のプロトタイプを大事そうに見せてくれたときは、涙が出そうになるほど感激しました。製品という具体的なカタチを目にできたことへの思いはひとしおで、コンサルタントにとって幸せな案件だと実感しています。ぜひ実際のサービスインまでクライアントと一緒に走りきりたいと思います。