Project1
「日本のために働きたい」

外資系から日系企業へ転身した

コンサルタントが得たものとは
Keyword
デジタルイノベーション | 戦略立案 | 
ICT・デジタル×中堅企業
コンサルティング事業本部
デジタルイノベーションビジネスユニット
デジタルトランスフォーメーション推進部 部長
プリンシパル
河合 一憲Kazunori Kawai

自社でシステム開発部門を持つことなく、世の中のさまざまなICTツール・デジタル技術を最適に用いて、業務改革をサポートするデジタルトランスフォーメーション推進部。経営者や現場の社員さんと何度も対話を重ね、クライアントにとって最適なソリューションを提案し、課題を解決する。今回は外資系コンサルティングファームに新卒で入社後、2013年に中途入社で加わったコンサルタント河合のストーリーを紹介します。

「経営者の近くで仕事がしたい」
外資系ファームでの
経験を経て見つけた天職
前職の外資系コンサルティングファームでは、誰もが知る大手企業がクライアントで、基本的には“ある事業部の一部門”に対してコンサルティングをしていました。もちろんそういった企業と仕事ができることは誇らしく思いましたが、一方で、経営者や経営陣の方と直接対話し、会社全体を見ながら戦略を立てていきたいという想いが芽生えていました。
そして、“ICT・デジタル×中堅企業”という分野にも大きな可能性を感じていた私は、9年前に当社に入社しました。中堅企業では、ICT・デジタルの導入・活用が遅れている企業も少なくありません。そこに自分の知見を活かして効果的な提案ができれば、当社として新たなビジネスチャンスになりますし、クライアントの業種も幅広い当社ならば、日本の企業のイノベーションにも貢献できる可能性があると考えたからです。こうして、さまざまな業界のクライアントが抱える課題を、デジタルを用いて解決するために奔走する毎日が始まりました。
「企業の命運を握るプロジェクト」
経営陣だけでなく
現場との対話を重ねていく
中堅企業の場合、課題のヒアリングや改善提案は、経営者や経営層の方と進めていきます。しかし、導入したツールを実際に使うのは現場社員の方であり、彼らの声も反映していかなければ課題の解決にはつながりません。経営者の方は数字を見て判断されるので、ITを導入しコストカットや新規事業につながることがわかれば喜んでくださいます。しかし、現場の方はまた別の話で、IT・デジタルに自分の仕事が奪われるのではないかと反対をされる方もいます。そういう方たちにご納得いただくためには、まず、ICTはあくまで“ツール”だということを、丁寧に時間をかけて伝えていくことが重要です。そのため、実際に工場に行って製造ラインで働いている方にシステムの課題を聞いたり、外回りをしている営業マンから営業管理ツールの感想を聞いたり、日々現場の社員さんと対話をする時間を設けることを大切にしています。デジタルがどれだけ革新的でも現場で使われないのであれば意味がないからです。
こうして、経営陣だけでなく現場との対話を重ねることで、お客さまに満足いただける提案ができるようになれば、次の案件でも指名していただき、リピーターとなってくれることもあります。その中で自分自身が成長していけば、自ら新規の案件をとってくることもできます。早期より、営業から案件のクローズまで一貫して携われることは、当社だからこそです。
入社から9年が経過した現在、プリンシパルとして常にお客さまの会社全体の命運を握る戦略を立てている責任があります。また、デジタルトランスフォーメーション推進部の部長として、先端技術の活用やデジタル化推進の支援をしています。プレッシャーは大きいですが以前と比べものにならないほど大きなやりがいも感じています。
当社自身も改善を繰り返していますが、まだまだ問題は山積しています。我々も試行錯誤の日々ですが、より多くのクライアントに貢献できるよう、ひいては日本社会にも貢献できるよう、部とともにこれからもチャレンジし続けます。