Project3
海外提携先候補の

探索プロジェクトを通じて

若手コンサルタントが気づいたこととは
若手コンサルタントが
気づいたこととは
Keyword
グローバルコンサルティング | 海外事業戦略 |
海外提携先候補の選定支援
コンサルティング事業本部
社会共創ビジネスユニット
グローバルコンサルティング部 マネージャー
山野井 茜Akane Yamanoi

海外提携先の企業をどういった軸で探索するか――。候補企業をどう絞り込むか――。暗中模索の状況下でも、クライアントに向き合い続けた。在外公館の専門調査員を経て中途入社で加わったコンサルタント山野井のストーリーを紹介します。

アソシエイトながらメイン担当と
なった海外提携先候補の
探索プロジェクト
入社後間もなく、ある電機部品メーカーの海外提携先候補の探索プロジェクトに参画しました。クライアント企業では事業拡大を目的として、新たな地域への販路開拓を検討しており、販路開拓として現地パートナーを当社が探索することになりました。当時はまだアソシエイトでしたが、前職で専門調査員としてその地域の在外公館で勤務していたことから、そこで培った知見と調査スキルを見込んでいただき、このプロジェクトをメインで担当することになりました。
提携先候補の探索と一口に言っても、単に同じ業界の企業をリストアップするわけではなく、組むべきなのはメーカーなのか、販売代理店なのかという業態から、そもそもどの国にすべきか、というところまで選定の軸が無数にあります。初めて担当した業界だったこともあり、最初はどうやって進めれば良いか暗中模索の状況でした。
プロジェクトリーダーと相談しながら、自分なりの選定軸を策定し、さらにクライアント企業の主担当の方と一緒に、企業選定の軸、提携候補企業の検討を進めました。主担当の方とお互い納得がいく提案を作れても、クライアント企業の各部署で考え方の違いがあり、中間報告では厳しいお言葉をいただくこともありました。
しかし、最終的には、私たちで選定した軸に加えて、各部署のさまざまな要望も取り入れ、業態や地域だけでなく、提携先候補の取り扱い商材も調査したうえで、それぞれの企業とどのような形で協業するのが一番良いのか、複数のパターンを示す提案を行うことができました。
「誰のためにプロジェクトを
行うのか」
コンサルタントとしての
在るべき姿
このプロジェクトでは、当時アソシエイトながら、作業設計から調査、クライアント企業への説明まで広い裁量を持って取り組ませていただきました。若いうちから自分で考えてプロジェクトに携わることができるのは当社の特徴のひとつだと思います。
準備を重ねて、満を持して臨んだ中間報告では、主担当の方とは異なる部署の方から厳しい意見もあり、落ち込むこともありました。しかし、この時に、お客さまに満足してもらうためには、コンサルタントとしてただフレームワークに則った提案を行うだけではなく、クライアント企業のさまざまな意見に耳を傾け、常に「誰のためにプロジェクトを行うのか」、「最終的に一番みんなが幸せになるのは何か」を考え、解決策を提案することが大切であることを学びました。この時の気づきは、その後のプロジェクトにも大いに活かされています。