Consultant4
コンサルティング事業本部
組織人事ビジネスユニット
HR第2部 シニアマネージャー
新井 みち子
組織変革を通じ
多様な人材が「貢献実感」
を持てる組織に。
組織人事コンサルタントと
して挑戦し続けたい。
経歴
2005年入社。IT系企業の人事・経理実務を経験したのち、内閣府の国際交流事業「世界青年の船」事業に参加。帰国後、名古屋大学大学院経済学研究科修了、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院(MBA)取得を経てMURC※に入社。入社後は、主に人事制度改定および新制度導入後の運用支援業務に従事。育児休業を経て復職後は、女性活躍推進・ダイバーシティマネジメント室(新設)を兼務。現在は人事制度改定および運用支援、働き方改革、ダイバーシティ推進、女性活躍推進等のコンサルティング業務における営業提案・プロジェクトマネージャー業務に従事。また、HR第2部のグループ長として、グループメンバーのメンター的役割も担っている。
私の信念
人事制度の構築や組織変革のコンサルティングは、企業で働く社員一人ひとりの生活に大きく関わります。毎日の仕事の中で、社員がそれぞれの強みを発揮し、組織や社会に貢献できていると実感できる組織を増やしたい。そんな思いで日々コンサルティングに臨んでいます。企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、職場で働く人の多様化も今後ますます進んでいくでしょう。固定観念を打破し、誰もが仕事に意欲的に取り組めるような組織変革をこれからも支援していきたいと考えています。
私の仕事
現在所属する組織人事ビジネスユニットでは、経営戦略を実現するための組織・人事・人材関連コンサルティングサービスを、大手企業から中堅・中小企業まで幅広く提供しています。
“企業は人なり”といいます。企業で働くすべての人が、その持てる能力を十分に発揮して、仕事への「貢献実感」を持てるように環境を整えることは、企業の成長にとって不可欠だと考えます。自分自身が子育てと仕事の両立に悩んでいたことや、内閣府の国際交流事業やMBAで体感した“多様性の面白さや可能性”がきっかけとなり、女性活躍推進やダイバーシティマネジメントのテーマにも取り組んでいます。
当社には政策研究事業本部があり、民間企業に先んじた調査研究、政策決定支援、提言等を行っています。こうした部門の研究員と協業することで、先駆的なソリューションを提供できることが大きな強みです。政策に裏付けられた先進的な施策を民間企業に提供し、その結果を再び政策研究にフィードバックできるというスパイラルもMURCならではのものです。
手がけたプロジェクトの一部
変革期における人事制度改定支援
製造業における
女性活躍支援コンサルティング
中長期視点にたった
人財育成支援コンサルティング
働き方・休み方改革推進に係る
広報事業(厚労省)
私の
とっておき
私が女性活躍推進のテーマに取り組み始めた2年目に、愛知県初の女性副知事をリーダーとした「あいち女性の活躍促進プロジェクトチーム」が愛知県庁内に設置されました。私が暮らす愛知県は製造業を中心としたものづくり企業が多く、企業における男性社員の比率が高い傾向があります。そのため、女性管理職比率の低さは全国的にも最下位を争う状況でした。こうした状況を打破するべく、愛知県では、働く場における女性の「定着」と「活躍」の拡大を図るため、全庁を挙げてさまざまな施策に取り組み始めました。その最初の一歩となる『愛知県の女性の活躍推進の現状を把握するための企業調査と企業事例集の制作』を当社が受託しました。プロジェクトの途中は、さまざまな苦労がありましたが、調査結果や事例集は企業における女性活躍推進への機運を牽引するとともに、大きな反響をいただきました。この時感じた仕事の面白さや、充実感が今に繋がっていると思います。
仕事の醍醐味
プロジェクトの途中、たびたび困難な局面に直面することがあります。こうした局面をクライアントやチームメンバーと一緒に知恵を絞り、最善をつくすプロセスは、非常に緊張感がある一方で、奏功した時の充実感は何ともいえません。
ある組織変革プロジェクトで、初めてお会いした時には、ある種諦めのような気持ちを抱えながらプロジェクトに参加している社員の方がいました。しかし、プロジェクトを通じてどんどんやる気を取り戻し、その後、大活躍されているというお話をお聞きした時には、この仕事をしていて本当に良かったなと思いました。我々のコンサルティングをきっかけに、クライアントが成果をあげたり、社員の方が、新しいことに挑戦したり、会社に貢献しているというお話を聞くととても嬉しいです。
5年後の私
MURCでは、事業拡大に伴い新卒採用や中途採用に注力しており、毎年たくさんの新しい仲間を迎えています。こうして、コンサルタントとしてキャリアを歩み始めた方々が、成長実感を持ちながら楽しく仕事に取り組める環境をつくりあげていきたいと考えています。例えば、プロジェクトのアサインの際には、改めて本人のキャリア展望に耳を傾けながら、成長に結びつく新たなテーマへの挑戦を促すようにしています。私自身、これまで社内外問わず、さまざまな方から支援していただきました。今後は、私自身が新しい仲間の成長を支援していきたいと考えています。
あわせて、私のテーマであるジェンダーギャップの解消(特に男女の賃金格差の是正)に関しては、ライフワークとして取り組んでいきたいと考えています。
心に残るエピソード
2010年前半、新しいプロジェクト案件の開拓のために、企業向けに女性活躍推進に関するセミナーを開催しました。その後、参加企業の担当者から「トップダウンで女性活躍に取り組むよう指示が出ているが、何から着手したらいいのか悩んでいる」とのご相談をいただきました。大手製造業におけるトップダウンの組織変革プロジェクトの提案ということで、私が所属している組織人事ビジネスユニットだけでなく、経営コンサルティングビジネスユニットや、政策研究事業本部からもメンバーをアサインいただき、全社一丸となって提案書を作成しました。私自身、すべてが初めての経験でしたが、周囲の協力のおかげで長期にわたる受注に至りました。誰かが高い山を登ろうとする時必ず仲間が手を差し伸べてくれる、そんな当社のカルチャーを実感するとともに、私もそうありたいと思っています。