Project2
クライアントの笑顔のために

人材マネジメント変革を通じて

日本企業の成長に伴走する
Keyword
人事制度改革 | 組織・風土改革 | 
人材マネジメント | キャリアパス再設計
コンサルティング事業本部
組織人事ビジネスユニット
HR第2部 シニアマネージャー
本間 薫Keisuke Sawamura

コンサルティング部門とシンクタンク部門の双方の側面を持ち、民間企業から官公庁まで幅広いクライアントの課題解決を支援する当社で、“人”に関わる課題に取り組むのが組織人事ビジネスユニット。総合商社の人事機能会社で培ったグループ各社の人事支援業務の経験を活かし、企業の成長を支える“人事のプロ”としてさらにキャリアを重ねたいと、MBA取得後、当社に転じたコンサルタント本間を紹介します。

業界の違いを超えた
多様なクライアントの
人事制度改革に携わる
私の所属する組織人事ビジネスユニットは、大手企業から中堅・中小企業まで幅広いクライアントに対して、組織人事関連のコンサルティングを提供しています。専門コンサルタントは100名を超え、それぞれがさまざまな業種・業界の複数のプロジェクトに携わっています。私も入社以来数多くのプロジェクトに携わってきましたが、特に印象的だったのは、大掛かりな人材マネジメント変革に関わった次の3つのプロジェクトです。

大手小売業のプロジェクトでは、従来型の役割モデル、年功制からの脱却、社員区分を超えた活躍、協働が求められている中、各部門の正社員、パート社員の仕事に対する価値観の調査や対話の場づくりを行い、社員区分、等級制度、キャリアパスの再設計と、給与制度、評価制度の見直しに取り組みました。人材マネジメント変革の実現に向けて、クライアントと一体となり、粘り強く進めていったことに対して、感謝の言葉をいただいたことが今でも印象に残っています。
情報通信業のプロジェクトでは、事業環境の変化にあわせて、従来型のビジネスモデルからの脱却と新規ビジネスへのチャレンジが求められている中、人事制度の改革、人材育成の取り組み強化、リスキリングをご支援しました。クリエイティビティを何よりも大切にする業界において、評価制度を変えることには大きな抵抗がありましたが、インタビューやワークショップ、研修などの機会を通じて、従業員の皆さんと対話をしながら変革を進めていくことの重要性を学びました。
大手運輸業のプロジェクトでは、働く環境の変化にあわせて、クライアントとの丁寧な協議を積み重ねながら、ジョブ型の考え方を取り入れた人事制度の見直し、キャリアパスの再設計に取り組みました。多数のメンバーがアサインされた案件で、メンバーへのナレッジの提供を通じた品質担保など、プロジェクトリーダーとして多くの学びを得ることができました。

私にとって初めて知る業界もありましたが、どのような業界でも十分な知識を持って取り組めるよう、業界についての情報はプロジェクト開始前に入念に下調べし、関係者へヒアリングを行うことを心がけていました。
MURCのコンサルティングで
人的資本の重要性を高め、
クライアントの成長・発展に貢献
人事制度は組織の価値観を反映し、働く人のエンゲージメントや成長に影響を及ぼす各社固有のルール・仕組みです。経営陣やステークホルダーからの期待や要請は高く、これらの設計に関わるポリシーを策定したり、具体的な制度の設計に関わらせていただいたりすることには、大きな責任とやりがいが伴います。また、具体的な仕組みに落とし込む際には、導入・定着までを見据えたノウハウの提供、ツールの設計まで、長い時間をかけた細やかなサポートが必要になります。
この領域においてMURCには、多くの日本企業に寄り添い、伴走してきた実績から、長年の経験に基づく安定的な手法、ノウハウ、ツールの蓄積があります。また、人事制度改革で重要なのは保守と革新のバランス感覚ですが、MUFGの一員という冠は、そうしたバランス感覚の担保につながっていると感じます。そして、何より優先すべきはクライアントの持続的な成長・発展と、そこで働く皆さんの幸せ・笑顔をもたらすことだと考えています。
投資家が非財務情報を重視し、企業に人的資本に関する情報を開示することが求められるようになった今、“資本としての人材”の重要性はさらに増していくことでしょう。それにつれて私たち組織人事領域における外部専門家であるコンサルタントへの期待も高まっていくことは間違いありません。“人”が好きな方はもちろんのこと、“仕組みづくり”が得意な方には、ぜひ組織人事ビジネスユニットでの業務に挑戦していただけたらと思います。