Consultant2
コンサルティング事業本部
社会共創ビジネスユニット
イノベーション&インキュベーション部 マネージャー
林 真帆
プラスαの提供に
こだわりながら
クライアントとともに
社会課題の解決に取り組む。
経歴
2019年入社。学生時代はミクロ経済学を専攻し、企業の生産拠点の立地分析等の研究に携わる。日本の未来に向けて課題解決に貢献したいとの思いで日系のコンサルティングファームを志望。インターンシップで感じた、穏やかな社風に惹かれてMURC※に入社を決める。1年間の研修後、イノベーション&インキュベーション部に配属され、ビジネスアナリスト・アソシエイト・コンサルタントを経て現在に至る。
私の信念
クライアントは、貴重な経営資源である資金や人的リソースを割いてプロジェクトを組成し、我々にコンサルティングを依頼しています。そのことを忘れず、“Something New”の視点、“+αの気づき”の提供を心がけています。定例で行われる討議会のBefore・Afterでは、クライアント側出席者の行動変化に生じる差分を意識し、日々プロジェクトに取り組んでいます。
私の仕事
入社から現在に至るまで所属しているイノベーション&インキュベーション部は、日本を代表する大企業をクライアントとし、コンセプト策定、成長戦略、新規事業戦略等の戦略コンサルティングサービスを提供しています。クライアント企業のケイパビリティや、ときに三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)のグループ力を活用しながら、課題解決や新たなビジネスを”共創”する仕事に特にやりがいを感じています。部のメンバーは約40人で、私は中堅スタッフメンバーとして、ディレクターのもとでプロジェクト設計・成果物作成・討議会運営や、スタッフ層育成を含めたプロジェクト推進を行っています。業界・業種は多岐にわたり、常時異なる業界のプロジェクトを並行して取り組んでいます。
部として特に重視することは、刻々と変化する大企業の戦略課題に対応した新たなコンサルティングメニュー開発と、MURC/MUFGとしてのソリューション力向上、それらを通じた新産業創造並びに社会課題解決に対する貢献です。
MURCならではの強みとしては、当社の政策研究事業本部との連携が挙げられます。たとえばサーキュラーエコノミーのように、ルールメイクを行いながら推進するプロジェクトの場合、この分野に精通した研究員とコワーク※し、官公庁側とコミュニケーションすることで、国としての方向性を見ながらプロジェクトを推進することができます。私個人としても、“民”ではなく“官”の考え方や視点に触れられることは大きな刺激となっています。
※コワーク…異なる分野の専門的知見を持ったメンバーによる、部署・部門・事業本部をまたいだプロジェクト組成のこと。
戦略フェーズの案件が多い現部署のプロジェクトにおいては、たとえば新たな組織の立ち上げやサービスの実証・提供開始等の“目に見える”形の成果創出には時間がかかることもあります。
加えて、なかにはプロジェクト内での検討を経て、既存の検討事業を大きく方向転換する結論となる場合もあります。
一方で、仕事に取り組むうえで私は、支援に携わったサービスやプロダクトそのものの形でなくとも、携わった案件が何かしらの形で世の中に出ていくことにこだわりを持ち、お客さまのより良い意思決定に貢献するコンサルティングを行いたいと考えています。
また、戦略策定から次のフェーズと連続でご支援することも、多くあります。次フェーズである事業開発や提案伴走においても、常に「世の中をプラスの方向へ変えていく」ことに重きを置き、利害関係者が納得できる情報を集めながら、クライアントと伴走することを心がけています。
このような仕事を通じ、たとえ直接的に社会課題の解決につながった実感には時間を要するものであっても、クライアントのアクションが変わったという実感を得た際に、コンサルタントとしての手応えを感じています。
手がけたプロジェクトの一部
デジタルツイン技術、
次世代通信技術を活用した
新規事業のコンセプト策定・
提案伴走支援
分散型電源市場調査・
ビジネス戦略策定
地域活性化に向けた新規事業戦略策定
サーキュラ―エコノミーに係る
ビジネスモデル検討支援
私の
とっておき
イノベーション&インキュベーション部で行う、未来からの“バックキャスト”視点と、既に先進プレイヤーが取り組み始めている“足元の動き”の双方を捉えてクライアントへの必要機能を提言したスライドです。“イノベーション&インキュベーション部らしさ”を体現するスライドができたと考えています。スライド作成時の、チームメンバーやクライアントとともに考えるワクワク感や、“バックキャスト” ・“フォアキャスト”双方の視点でビジネス仮説を構築する面白さは、私の仕事の原点になっています。
仕事の醍醐味
人口減少等日本ならではの課題から、脱炭素、サーキュラーエコノミーや生物多様性といった地球に迫るさまざまなリスクに直面する現在、日本のトッププレイヤーである大企業の多くは従来のビジネスモデルではもう立ち行かないという危機感を抱き、本気で“第二の創業”をしようとしています。案件の切り口はコンセプト策定・新規事業戦略立案やマネタイズモデルの確立・伴走支援等さまざまですが、いずれも社会や日本のためになると、日々仕事に取り組めることに感謝とやりがいを感じています。誰も解決策を知りえない課題や将来像に対峙しながら、より良い未来を志す仲間が多いことは、MURCの良さのひとつです。
5年後の私
テーマ領域で専門性を深めることも考えましたが、私は課題解決のアプローチ側に立ち、提案できる専門性を目指したいと思います。5年後は現在と異なるテーマを扱っているかもしれませんが、刻々と変化する社会に幅広くアンテナを張り、キャッチアップかつ対応できる人材であることが今後必要と考えます。加えて、部内の先輩・後輩はもちろん、MURC/MUFG内や第三者企業を含め、仲間づくりを大切にしていきます。
また、今後のキャリアの目標としては、プリンシパルも目指したいと考えています。
心に残るエピソード
入社4年目に、クライアントの担当者様から「MURCさんの作成してくれた資料は、私のバイブルになっています」と言っていただいたときは嬉しかったです。そのクライアントとは、新規ビジネスの共創プロジェクトの初期立ち上げ等を実施しました。この資料の一部はクライアントのWebサイトで公開されているほか、クライアントのサービスリリースとして公開され、私にとって初めて“世に問う”ことになった経験でした。