Consultant5
コンサルティング事業本部
経営戦略ビジネスユニット
コーポレートアドバイザリー部 部長
プリンシパル
木俣 貴光
M&A・グループ組織再編の
社内第一人者。
自他ともに認める
スペシャリスト。
経歴
2003年中途入社。早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、大手石油会社に入社。その後、外資系コンサルティング会社を経てMURC※に入社する。当社におけるM&A・グループ組織再編の第一人者で、三菱UFJフィナンシャル・グループ内からも指名が絶えない同分野のスペシャリスト。
私の信念
「クライアント企業の真の成功に貢献する」が私の信条です。表面的な情報に振り回されることなく、クライアントもはっきりと気づいていない、核心となる課題やポイントを把握し、クライアントに伝えることで、プロジェクトだけではなく、クライアント企業の真の成功に貢献していくことを心がけています。
私の仕事
私の主な専門はM&A(Mergers and Acquisitions)と事業承継対策を含むグループ組織再編であり、主に中堅企業のプロジェクトを手がけています。多くの場合、私がプロジェクトリーダーとして2~3名のプロジェクトチームを編成し、プロジェクトを運営しています。近年、M&Aや事業承継対策のニーズはますます高まっており、非常に多忙な状況が続いています。
M&Aやグループ組織再編を行うことは企業にとって大きな出来事です。当然、社長や経営層の方々と接する機会が頻繁にあります。経営戦略やビジョン等、企業の根本的な部分に大きく関われる分野だと言えるでしょう。
どんなプロジェクトにおいても「クライアントのニーズに応えるだけでは不十分」という意識で常に仕事に臨んでいます。クライアントが求めているものをそのまま出しただけでは、納得はしても、満足はしていただけません。期待値を超えるサプライズを提供してこそ、クライアントは喜んでくれるのだと思います。そのために必要なのは、やはり密なコミュニケーション。クライアントと絶えずコミュニケーションを取り、課題や要望を丁寧に聞く必要があります。
特に、M&Aは通常のコンサルティングと異なり、「買収する側」「買収される側」のふたつの立場があります。通常のコンサルティングであれば、自分たちの努力で品質を良くしていくことができます。しかしM&Aは、「買収する側」「買収される側」の両方の立場を汲んだうえで、成果を出さなければなりません。我々の意向通りに相手が動くことは少ないので、プロジェクトには常に苦労が伴います。当社のM&Aコンサルティングの特徴は、買収戦略の組み立てから買収後の経営統合支援(PMI)まで、一貫してサポートできることです。これは、M&Aの実行(エグゼキューション)のみを行うM&A仲介会社や証券会社のアドバイザリーサービスとは異なる、最大のポイントだと言えます。我々のコンサルティングは、企業を買収してそこで終わり、というわけではありません。M&A後に、買収した会社とのシナジー効果によって、クライアントに利益をもたらすことが重要になります。そのため我々は、買収後のサポートも欠かしません。日本企業の多数を占める中堅企業を対象に、「M&Aの入口から出口」までコンサルティングできる。そこに我々の強みがあります。
手がけたプロジェクトの一部
電子機器製造会社
M&Aアドバイザリー
食品製造業
M&Aアドバイザリー
産業用資材卸売業
M&Aアドバイザリー
金属製品製造業
グループ組織再編による持株会社設立
サービス業
グループ組織再編による持株会社設立
私の
とっておき
コンサルタントとして、時代の流れを敏感に感じ取りながら、積極的に情報発信していくことを心がけています。主な著書として、『M&Aそこが知りたい!』(2006年、アーク出版)、『幸せな事業承継はM&Aで』(2008年、アーク出版)を出版。また、中堅・大企業のM&A実務担当者向けの実務マニュアル『企業買収の実務プロセス』(2010年、中央経済社)は、M&A書籍のロングセラーとなり2021年に第3版も上梓。2012年にはM&A実務の要点と全体像がたちどころにイメージできる、本格“企業買収小説”『企業買収~海外事業拡大を目指した会社の660日』を出版、第6回M&Aフォーラム賞奨励賞を受賞することができました。さらに、2016年に『持株会社・グループ組織再編・M&Aを活用した事業承継スキーム』(中央経済社)、2019年には『M&A戦略の立案プロセス』(中央経済社)を出版しました。
2023年には『PMIの実務プロセス』(中央経済社)を当社各部門のコンサルタントと共著で出版しています。
仕事の醍醐味
専門とするテーマであるM&Aやグループ組織再編は、クライアントにとって大きな出来事になります。数十年に一度の大きな転機となるプロジェクト、という風に位置づけられているケースも少なくありません。そうした重要なプロジェクトにリーダーとして参画することには、多大な責任とプレッシャーが伴います。しかし、だからこそ、プロジェクトを成功させた際には大きな影響力を発揮することができますし、味わえる喜びややりがいも、また格別なものがあると感じます。
5年後の私
我々の部署を、日本で有数の中堅企業向けフィナンシャル・アドバイザリー・セクションに育て上げたいという気持ちがあります。今後は中堅企業向けの事業再編やM&A、事業承継対策をより深く追究していき、同時に企業再生等も手がけたいと考えています。講演や書籍によって、私自身の、ひいては当社の知名度向上にも貢献していきたいと考えています。
心に残るエピソード
グローバルに展関する食品商社のM&Aアドバイザーを務めたときの経験が最も印象に残っています。4ヵ月もの間、毎月中国やヨーロッパ各国への海外出張が続き、体力的に相当きついと感じましたが、その際に行った現地での買収監査や弁護士、会計士、金融機関との買収交渉は非常にエキサイティングでした。