変革期の自動車業界において
クライアントの次の成長へ
新規事業とM&Aの戦略を描く
Keyword
事業領域の再定義 | 新規事業開発支援 |
M&A戦略策定支援コンサルティング事業本部
経営戦略ビジネスユニット
経営戦略第1部 プリンシパル石倉 拓史
経営戦略ビジネスユニット
経営戦略第1部 プリンシパル石倉 拓史
100年に一度と言われる変革期にある自動車業界。その影響で事業領域の見直しが不可欠となった自動車部品サプライヤーに向け、新規事業開発及びM&A戦略策定を支援。
プロジェクトリーダーとしてクライアントの満足度向上と同時に、メンバーのES(従業員満足度)向上にも真摯に取り組んだプリンシパル石倉のストーリーを紹介します。
ディスカッションを重ね、
コンサルタントとしての
客観性に基づき
強みや市場優位性を明らかにする
コンサルタントとしての
客観性に基づき
強みや市場優位性を明らかにする
自動車業界はCASE※と呼ばれる100年に1度の大変革期を迎え、エンジン車を得意としてきた日本の自動車メーカーおよび系列部品メーカーは大きな事業転換を余儀なくされています。クライアントである自動車部品サプライヤーはエンジン部品の専業メーカーであり、自動車のEVシフトが急ピッチで進む中で、事業領域の見直しを迫られています。同社はエンジン部品で培った技術力を強みとし、それらを自動車業界内外で活かしたいと考え、そうした状況から当社にコンサルティングの依頼が入りました。ご支援にあたって、当社の技術戦略やM&Aを専門とするコンサルタントを集め、チームアップしました。
時代の大きな流れであるEV化には抗えませんが、自動車業界では約100万人もの雇用が失われる可能性が指摘されています。このサプライヤーが生き残る道を探ることは、日本経済の再生に貢献する取り組みにもなります。
※CASE …Connected<コネクテッド>、Autonomous<自動化>、Shared<シェア>、Electric<電動化>の頭文字をつなげた自動車業界で使用されている造語。
時代の大きな流れであるEV化には抗えませんが、自動車業界では約100万人もの雇用が失われる可能性が指摘されています。このサプライヤーが生き残る道を探ることは、日本経済の再生に貢献する取り組みにもなります。
※CASE …Connected<コネクテッド>、Autonomous<自動化>、Shared<シェア>、Electric<電動化>の頭文字をつなげた自動車業界で使用されている造語。
第1のフェーズでは、強みの棚卸しを行いました。エンジン部品製造で培った技術は、EVに活かすだけでなく、自動車業界以外にも転用の可能性があります。実際に医療機器業界では、自動車業界の技術を活用した製品があり、他の業界への転用を視野に入れることで、新しい事業を生み出せることもあります。まずは、その強みを活かすことでどんな新規事業ができるか、経営陣および現場社員とアイデア出しを進めました。
続く第2フェーズでは、絞り込んだアイデアを事業化するために、同社に不足しているケイパビリティを抽出しました。新領域での他社状況、チャネル戦略等を検討し、どのようなパートナーとアライアンスを組むと補えるか、あるいはM&Aを検討するか––。自分たちの強み・弱みは、自分たち自身では案外見えないものです。我々がコンサルタントとしての客観性を発揮することで、同社の強みや市場での優位性等を正しく判断し、事業化への道筋を示しました。こうした機能にこそ、コンサルティング会社の存在意義があります。クライアントと徹底した討議を繰り返すことで、クライアントの中では「業界の変化は逆風ではなく、次の成長のためのチャンスである」と受け止める、ポジティブな思考へと変わっていきました。
続く第2フェーズでは、絞り込んだアイデアを事業化するために、同社に不足しているケイパビリティを抽出しました。新領域での他社状況、チャネル戦略等を検討し、どのようなパートナーとアライアンスを組むと補えるか、あるいはM&Aを検討するか––。自分たちの強み・弱みは、自分たち自身では案外見えないものです。我々がコンサルタントとしての客観性を発揮することで、同社の強みや市場での優位性等を正しく判断し、事業化への道筋を示しました。こうした機能にこそ、コンサルティング会社の存在意義があります。クライアントと徹底した討議を繰り返すことで、クライアントの中では「業界の変化は逆風ではなく、次の成長のためのチャンスである」と受け止める、ポジティブな思考へと変わっていきました。
コンサルティングは団体戦。
提供価値の最大化を目指し、
貪欲にチャレンジする
提供価値の最大化を目指し、
貪欲にチャレンジする
我々コンサルタントは、団体戦で立ち向かう場面が多くあります。クライアントに提供する価値を最大化するためにも、社内外のあらゆるプロフェッショナルの力を借りることも重要です。その業界に関わる社内メンバーだけでなく、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の各社・各部署にも積極的にアプローチをしたり、そのプロジェクト推進に必要な各方面の専門家から知見を得ることもあります。そうして、最先端の情報を取り入れた意見も踏まえ、クライアントの成長を第一に考えた提案を行います。
また、チーム全体で取り組むため、プロジェクトリーダーとして適切なマネジメントが大切です。MURC※では、プロジェクトリーダーになるための試験があります。CS(顧客満足度)を高めるためにはいいチームの組成が不可欠であり、いいチームにするにはESを高めていくことが必須であると、MURCは考えています。
ES向上においては、成長の機会を考えることもプロジェクトリーダーの役割のひとつです。メンバーとコミュニケーションをとり、チャレンジできる土台作りとメンバーに期待する役割をきちんと伝えることでES向上を、ひいてはCS向上の両方をめざしています。
ES向上においては、成長の機会を考えることもプロジェクトリーダーの役割のひとつです。メンバーとコミュニケーションをとり、チャレンジできる土台作りとメンバーに期待する役割をきちんと伝えることでES向上を、ひいてはCS向上の両方をめざしています。
※MURC…三菱UFJリサーチ&コンサルティング