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MUFG 世界が進むチカラになる。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
Interview

社員インタビュー

Consultant 02

事業創出によって社会課題の解決を目指す。
顧客と共創するコンサルティングの形

溝川 翼
コンサルティング事業本部 社会共創ビジネスユニット
イノベーション&インキュベーション部
シニアマネージャー/2018年入社/工学研究科 修了
Career Path

キャリアパス

新卒で入社、OJT等を経て2019年にイノベーション&インキュベーション部に配属。

自動車OEMの新規事業、車両データビジネス、エネルギー戦略に従事。データビジネスのプロジェクトでは、プロジェクトリーダーの元、部下を3名持つ形で中心メンバーとして推進。

まちづくりやスマートシティの領域で通信、保険、ガス、自治体等をクライアントとした案件に従事。

通信事業者を中心に、新規事業戦略や営業伴走支援、M&A戦略・組織構造改革といった案件に関与。

徐々にプロジェクトリーダーを担うように。また三菱UFJ銀行との連携の中枢を狙う組織として、銀行におけるエネルギーや宇宙領域のプロジェクトチームの立ち上げを支援。

領域横断的な課題に強みを発揮

私が所属するイノベーション&インキュベーション部は、社会課題解決と経済性の両立を目指し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の総合力を活かし、産業構造の変革や事業戦略の策定・具現化することをミッションとしています。メンバーの平均年齢が30歳程度の若い組織であり、多様な業界やテーマを取り扱うことが大きな特徴となっています。私は理系の化学系の大学院卒ということもあり、もともと「製造業を中心に、幅広い業界の支援に関わりたい」という思いで当社に入社しました。現在は自動車OEMや電機・重工業等といった製造業をはじめ、電力・ガス、通信、ゼネコンといったインフラを支える業界の支援に携わっています。

社会や地域の課題解決には、複数の領域が絡むシーンが非常に多いです。たとえば医療・ヘルスケア領域を例とすると、病院のDXに加え、災害時に備えた太陽光発電や非常用発電機・蓄電池の導入といった等のエネルギー領域も関わります。イノベーション&インキュベーション部には多様な領域の知見が蓄積されており、こうした領域横断的な課題解決に強みがあります。また、社内のシンクタンク部門と連携し、自治体における新技術の実証や産業誘致の枠組みの構築を行うといった公共分野や、MUFGと連携した金融ソリューション・ファイナンスに関する提案等も行っています。
こうした連携は、戦略の立案に留まらず、実行支援のフェーズでこそ力を発揮します。実際の事業立ち上げでは、クライアントのパートナリングに向けたMUFGネットワークの提供や面談への同行、M&Aのサポート等、取り得る支援の形は多岐にわたります。状況に合わせて、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下、MURC)およびMUFGグループが持つあらゆるリソースを組み合わせながら、課題解決を実現に導くのが私の仕事です。

伴走型支援に求められる
「瞬発力」と「持久力」

分野や組織を横断した戦略策定と、実行段階の伴走支援。その双方を体現した取り組みのひとつが、大手インフラ企業に対する「地域活性に向けたまちづくりコンセプト策定と実行支援」を主題としたプロジェクトです。エネルギー、観光、防災、一次産業といった個々の分野の新規事業を創出だけでなく、複数の分野を横断した形で事業・営業戦略も検討するというものでした。そのなかで、脱炭素に向けた行動変容にデータ分析を活かす(通信/デジタル×エネルギー)等、各分野を組み合わせたシナリオを描き、自治体やパートナーとなりうる企業に向けた提案内容を作り上げました。そのうえで、クライアントの提案活動にも伴走し見込み顧客への訪問に帯同する等、まさに戦略策定と伴走が並行した案件だと言えるでしょう。

このプロジェクトは形を変えながら、4年以上継続しています。長期的にご支援させていただけるのも、クライアントからの信頼があってこそ。特に伴走型の支援の場合は、クライアントと密にコミュニケーションを取り、状況に応じてネクストアクションを常にアップデートしていくことが求められます。当意即妙に受け答えをする瞬発力と、粘り強く課題に取り組む持久力を兼ね備えなければ、十分な信頼は得られません。またクライアントとっての大事なお客さまに対し、MURCも表に出て一緒に提案を行う機会もあり、いわゆる構想策定フェーズとは質・量の異なるコミュニケーションが必要となります。

広範にわたる業務をカバーするなかで、当初はすべてを自分で抱え込んでしまうこともありました。しかし、上司が社内外と連携を図りながら仕事を進める姿を見たり、クライアントの組織内連携が進むなかで考えも変わっていきました。「ひとりで出来ることには限界がある」と認識し、頼れる部分は協力者に頼るべきと意識することで、今ではよりスムーズにプロジェクトを進められるようになったと感じます。

変わりゆく産業構造。
コンサルタントに何ができるか

人口減少に歯止めがかからず、多くの産業で国内市場は縮小していく未来にあります。グローバル化に対応していくことも当然大事ですが、国内産業やインフラの存続を考えたとき、自社事業の対象となる産業の捉え方を変える点と、いかに組織間や事業間で新たなシナジーを生み出していけるかが鍵になると考えています。前者は、一次産業や建設、インフラ、医療等、これまで小規模分散的であった産業の構造変化・資本効率化といったビジネス機会をどのように事業として取り組んでいくか。後者は、先ほど紹介したプロジェクトのように、個別組織に留まらず組織横断で効率的に事業開発や営業を行っていくことが必要となると思います。

そうしたなかで、私たちコンサルタントは組織/事業の「ハブ」としての役割を果たすことが重要だと考えています。クライアントに伴走し、さまざまな組織の方からお話を伺うと、「組織設計上こういった課題がある」「本当はあの組織と連携を深めたい」といった内情を耳にすることもあるのです。第三者としての客観的な「外の視点」と、組織に深く入り込んだ「内の視点」の双方を持ち合わせて働きかけることで、クライアントの強みやリソースを最大限に引き出す提案ができるのではないかと考えています。
日本の未来にはネガティブな声も多く聞かれますが、現状を少しずつでも変えていけるように、希望を抱きながら日々の仕事に取り組んでいます。

Why MURC?

入社の理由

大学院で有機化学の基礎研究を行っておりました。研究活動の面白さを感じる一方で、「基礎研究から実装へいかにスケールを拡大していくか」「スケール化に際しどのように企業が意思決定していくのか」という点に非常に興味がありました。そこで研究開発の枠を超え、製造業全般の企画・事業化支援に携わりたいと思い、就職活動ではコンサルティング業界を中心に志望。そのなかで「戦略案件に携われる」「案件に占める製造業比率が高い」「人の良さ」の3つが決め手となりMURCを選びました。

Appealing Points

MURCの良い点

入社理由のひとつでもありますが、「人の良さ」が最も大きいですね。社歴を重ねるなかで、さまざまな部署や役職の方とコミュニケーションを図る機会がありましたが、若手である私の話を、誰もが真摯に話を聞きアドバイスをくれ、成長を後押ししてくれました。また、イノベーション&インキュベーション部は組織自体が若く、私が入社した7年前と比較し、クライアントやテーマを急激に拡大しながら成長してきました。人数も私が入社ときの5倍程度にまで増えています。この組織がどこまで伸びるのか、当事者としても非常に楽しみです。

Timeline

ある一日の流れ

出社/メールチェック・返信

チームMTG。明後日の顧客向け資料のレビュー

翌日必要な資料のレビュー・最終化。クライアントへの送付。

三菱UFJ銀行との今後の営業に向けた作戦会議

昼食

クライアント訪問。プロジェクト提案の実施。

帰宅。直前の提案MTGの振り返りをメンバーと実施。上司に今後の方針を報告。

オンラインにて、プロジェクトにおけるクライアントとのMTG

翌週の営業・プロジェクト資料の作成

退社

Private Time

休日の過ごし方

アーティストのライブが好きで、「この人の歌が聞きたい」と思ったら、すぐにチケットを取ってしまいます。特にB'zは中学生のころから大ファン。北海道から沖縄まで、全国のライブに“参戦”しています。

「共創する知」響き合う専門性で未来をつくる