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三菱UFJリサーチ&コンサルティング
Career Journey

キャリアの軌跡

Consultant 02
学生時代から研究に取り組んだ環境を軸に、 幅広いテーマからサステナブルな社会に貢献する
佐藤 渓

コンサルティング事業本部 サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部
シニアマネージャー/2015年入社/工学系研究科 修了

専門領域:環境・ESG

2015年に新卒で入社以来約10年間、主に環境課題をテーマに民間企業へのコンサルティング及び官公庁への政策立案支援等を担当。近年ではESGに幅を拡げつつ、これまで幅広い業種で400以上のプロジェクトに参画。

Why MURC?

入社理由

大学・大学院では都市工学を専攻。気候変動や市場メカニズム、都市環境、水問題等の環境工学について学び、研究に取り組む。環境・サステナビリティに関わる仕事を志望し、コンサルティング・シンクタンク業界の他、官公庁、総合商社、不動産、インフラ業界等を幅広く検討した。コンサルティング・シンクタンク業界は興味あるテーマに自ら関われる点に魅力を感じ、なかでも気候変動分野や市場メカニズムに強みを持つMURC(*)に入社を決めた。

*MURC…三菱UFJリサーチ&コンサルティング
1 2 年目

アソシエイト

環境分野の幅広いプロジェクトに多数参加。
提案書の作成を担い案件受注に貢献

配属後は希望どおり環境関係のプロジェクトに複数参加。テーマとして国内外の市場メカニズム(カーボンクレジット)・GHG排出量削減目標の策定・冷媒戦略立案・生物多様性戦略・環境ファイナンス・情報開示といった案件に携わる。
そのなかで、調査・整理・分析の方法や資料の作成方法、クライアントとのコミュニケーションの取り方等の基礎的な部分を学び、環境課題がどのようにビジネスにつながっていくのかという理解を深める。
1〜2年目ではありながら「自由と責任」という社風のもと自らトライしたいテーマ・業務があれば積極的に動くこともでき、1年目の終わりには提案書の作成を部分的に担い、実際の業務の進め方や必要な事項を綿密に調査・整理したことで案件の受注に結び付けることができた。
最初の2年間でコンサルタントの仕事の進め方、求められるもの、コミュニケーションの取り方、自身の成長の仕方、キャリア形成の方法といった社会人の基礎となる部分を学ぶことができたと感じている。

この時期の主なアウトプット

  • クライアントに提出する調査分析資料
  • 提案書資料
  • ミーティング議事録
3 5 年目

コンサルタント

環境分野を越えて新たな領域に挑戦。
裁量ある仕事と挫折がもたらした成長の実感

環境関連テーマのコンサルティングは引き続き実施しながら、中期経営計画書のフィージビリティスタディや、海外での事業化支援、途上国における医療系ODA支援、社会価値評価等環境テーマ以外の分野のプロジェクトにも積極的に参加。これまでの環境関連に限らず、財務的な視点や戦略的な視点等ビジネスの基本的な知見やスキルを培った。
また、以前より興味のあった開発系の案件にも参加し、アフリカや東南アジアで医療系の仕事にも携わる。
そのなかで、単身で現地に赴き1週間に渡って、日本からクライアントや研究会委員等10名弱のアテンドを行いつつ、ヒアリングを行う等、裁量の大きな仕事にも取り組んだ。
結果として専門知識の不足という挫折を味わったが、これまでとは異なる業務の進め方や、専門外の仕事への向き合い方、失敗の回避方法等非常に大きな学びを得たことで、自分の成長機会となった。

この時期の主なアウトプット

  • クライアントに提出する調査分析資料
  • 提案書資料
6 7 年目

マネージャー

プロジェクトリーダーとして業務全体に責任を持つ。
環境テーマの重要性が増すなかでより専門性を高める

単独での海外出張も増えてきて、これまで以上に自分の裁量をもって業務を行うようになる。営業・提案からプロジェクトクローズまで責任を持って実施することが多くなり、プロジェクトリーダーとして数名のメンバーを束ねる立場となる。プロジェクト全体の設計やマネジメント、アウトプットクオリティの担保等、責任者の立場での業務を学ぶことで、自身の成長につながった。また、セミナーでの登壇等も行い、対外活動や営業での立ち振る舞い等の学びも多くあった。
コンサルティングテーマとしても環境やESGといったサステナビリティに関するテーマが徐々に重要なテーマとなるなかで、業務内容も高度化。その変化に応じて、インプットにも時間を割き、自らの専門性を高めていくことで、世の中の流れをキャッチアップしていった。

この時期の主なアウトプット

  • 営業・提案資料
  • セミナー資料
  • コンサルティング報告書
8 年目〜

シニアマネージャー

責任が増すなかで、対外的な関係構築の機会も。
新たな環境関連テーマの開発にも取り組む

徐々にチームメンバーも増加し、自身がプロジェクトリーダーとしてまとめる案件に参画するメンバーの人数も増えてきた。責任が大きくなるなかで、コンプライアンスへの意識を持ちつつアウトプットのクオリティを担保する必要があり、業務量や労働時間も増加している。そのような状況下において、チームとしてプロジェクトを円滑に進めるために、いかに業務を分担し、効率的にアウトプットにたどり着くかといった、チームワークと全体最適の視点を重視するようになった。
また、テレビ出演等の対外活動を通じて社内外との関係構築の機会が増え、それらの場を営業や価値提供の契機として捉える意識も芽生えてきた。
コンサルティングテーマにおいては、これまで約10年間取り組んできた環境分野が一巡の局面を迎えつつあり、今後は新たなテーマの開発が求められるフェーズとなっている。常に最新の情報をインプットし、市場動向に対する感度を持ちながら、次のテーマの見極めに取り組んでいる。

この時期の主なアウトプット

  • 営業・提案資料
  • コンサルティング報告書
  • テーマ開発資料
Vision

今後の展望

ESG・サステナビリティ全般に対応しつつ
自らの軸として環境分野における専門性を深める

今後は、環境というテーマに限定せず、ESGやサステナビリティ全般に対応できるコンサルタントを目指していきたい。市場や社会の構造が複雑化していくなかで、幅広い領域に対応する柔軟性を持ちながら、そのなかでも自らの軸として環境分野における専門性を引き続き深めていく。
不安定な世界情勢のもと、企業のサステナビリティ経営に求められる役割も今後変化していくと考えられる。それに対応しながら、多様な視点からサステナブルな社会の実現に貢献し、次の世代により良い未来を残していきたい。

「共創する知」響き合う専門性で未来をつくる