キャリアの軌跡
コンサルティング事業本部 組織人事ビジネスユニット HR第1部
マネージャー/2017年入社/経済学部 卒業
専門領域:人事制度設計・導入支援
新卒採用でMURC(*)に入社。人事制度設計・導入支援コンサルティングを中心に、人材育成体系構築やシニア人材活用のための制度設計・導入支援等、東証プライム大企業~中堅・中小企業まで幅広い企業に対してコンサルティングを行っている。
*MURC…三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下同様)入社理由
大学時代に企業経営や人材に関心を持ち、経営者取材や海外インターン支援、組織運営等多様な経験を重ねる中で、コンサルティング業務に興味を持つ。一方で、入社前に専門分野を絞る難しさもあり、1年目に複数部署を経験しながら自分の関心領域を見極められるMURCの採用・育成体制に魅力を感じ、入社を決めた。
ビジネスアナリスト
ヒアリングから同席し課題解決への貢献を意識
セミナーの登壇経験に興味があったため、公募に手を挙げ、セミナーの一部資料作成と登壇を担当する。入社したばかりでプロジェクト経験はないテーマだったが、デスクトップリサーチや過去事例を勉強したり、先輩に指導を受けることで資料を完成させ、事前準備も入念にして当日の登壇も無事に乗り切る。
このときセミナーの聴講者だった大手企業の人事部長から相談依頼を受け、結果的にプロジェクト受注にも貢献することができた。ビジネスアナリストの立場ではあったが、受注経緯を踏まえて営業段階から課題ヒアリングや提案に同席させてもらい、実際のプロジェクトにもアサインしてもらえたことで、コンサルタントとしてクライアントの課題解決に貢献するという当事者意識がより強くなる経験となった。
この時期の主なアウトプット
- セミナー資料の一部(注目される背景や企業事例等)
アソシエイト
契約締結・資料作成・登壇をひとりで担当
当社で開催された勉強会で氷河期世代支援に興味を持つ。所属部署のコンサルティングサービスに直接は関係がなかったものの、自分なりに勉強した内容をコラムとして取りまとめ、会社のホームページのウェブコラムとして掲載する。
そのコラムを読んだある研修機関から、省庁の委託事業として有料の研修講師を実施して欲しいと依頼を受け、ひとりで90分の研修を企画・登壇することに。
所属部署では知見がある先輩がいなかったため、他部署の専門家に話を聞いたり、作成した資料をもとに相談をしに行きながら、契約締結から、企画検討・資料作成・登壇までをひとりで担当した。先輩に頼ることなく、自分で最後まで完遂できたこと自体が自信に繋がる経験となった。
この時期の主なアウトプット
- セミナー資料全体
コンサルタント
プロジェクト全体を俯瞰し役割を果たせるように
コンサルタントに昇格後、プロジェクトのサブリーダーとして、メンバーマネジメントを担うプロジェクトを初めて経験。自ら考え自分で動くことに慣れていたため人に任せることが苦手であり、当初は後輩への業務付与や指導の仕方に苦労する。しかし、多くのプロジェクトでサブリーダー経験を積ませてもらい、後輩メンバーの経験値に合わせて、業務の渡し方や指導の仕方を変えることができるようになった。
また資料のパーツ作成はメンバーに依頼することで、プロジェクト全体を見据えたストーリー設計や、クライアントへの価値提供の方法を考える時間を増やすことができ、プロジェクトリーダーとしての目線や意識を醸成できる経験にも繋がった。
この時期の主なアウトプット
- プロジェクト全体のWBS
- 各ミーティングのアジェンダ設計
- 人材マネジメント全体の方針スライド
マネージャー
課題把握からクロージングまでに責任を持つ
マネージャー昇格後は、先輩からの引継ぎではなく、自分で営業して受注したクライアントの案件で、プロジェクトリーダーとしてマネジメントをするようになる。営業段階からクライアントの課題感を把握したうえで、先輩に頼ることなくクロージングまで責任を持つ経験は、サブリーダーの時とはまた違った責任感があり、クライアントの期待値コントロールや交渉の難しさを日々実感する。
事前に準備はするものの、営業活動やプロジェクトミーティングの場等、その場での臨機応変な対応が求められることが多いため、今後も場数を増やしていきたい。
この時期の主なアウトプット
- 企画提案書
- プロジェクト資料全体のレビュー
今後の展望
組織横断的な取り組みや発信に注力したい
コンサルタントとしては、自身の強みや自分らしさを明確にしていくとともに、新卒新入社員のコンサルタントキャリアのひとつの参考となれるように、案件獲得とクライアントへの価値提供、メンバー育成に貢献していきたい。また若手の頃から積極的にプロジェクト外活動に取り組んできた経験を活かし、今後は組織横断的かつ新たな取り組みをリードしていく立場として、案件テーマの幅を拡げたり、MURCのコンサルティングサービスを発信していく活動にも注力していきたいと考えている。