インターンシップ
レポート
実施内容
経営コンサルティングコース
2024年7月~8月に3日間の日程で開催しました。このコースでは、第⼀線で活躍する経営コンサルタントの指導のもと、少⼈数のプロジェクトチームを組み、実際の経営課題をテーマに課題解決を実施。チームメンバーとコミュニケーションを図り、課題に⼒を合わせて取り組みながら、最終⽇にはその成果をプレゼンテーションで発表していただきました。また、ランチ会や懇談の場では、チームメンバーや当社のコンサルタントと交流も深めていただきました。今回は、「A社の強みや、業界・競合に対する分析をし、それを踏まえて競合と一線を画すための戦略とその実現に向けた施策案を提示する」という課題に取り組みました。
政策研究コース
2024年9月に3~4日間の日程で開催しました。このコースでは、さまざまな社会課題の解決に⽇々向き合っている研究員の指導のもと、それぞれ関⼼のある政策分野の調査分析等の政策研究業務に取り組んでいただきました。その成果を最終⽇のプレゼンテーションで発表。政策研究という仕事の意味と意義を、存分に噛みしめていただきました。
政策研究コースは東京・名古屋・大阪の各拠点で(東京では下記分野別に)実施しました。
【東京】
1. 経済・産業政策に関する分野
2. 社会・労働・教育政策に関する分野
3. 環境・エネルギー・自然に関する分野
4. 都市・地域・まちづくり/自治体経営に関する分野
【名古屋・大阪】
政策研究業務全般
参加者の声
経営コンサルティングコース
1年目から圧倒的に成長できる
業界研究のために参加しました。特に社会経験の浅い若手が、コンサルティング会社で具体的に何ができるのだろうという、純粋な疑問もありました。しかし、MURCでは最初の1年間は育成のための期間と位置づけさまざまな研修を実施していることや、プロジェクトのメンバーとして直接経営者と対峙できる点、また複数案件へのマルチアサインによって、1年目から圧倒的な成長が見込めると感じました。社員の方々との交流を通じて、コンサルティングという仕事に対する理解度もどんどん上がっていきました。
プロの視点を知る貴重な体験
志望業界を絞っているので、コンサルタントとして必要な資質を知りたいと考え参加しました。実際の業務に即したグループワークは、自分にない視点に気づきながら作業を進めることができ楽しかったです。特に最終日の発表では、社員の方々がクライアントになりきって発表を聞いてくださり、質疑応答では鋭い意見もいただきました。コンサルティング現場の空気感や仕事の流れを知ることができただけでなく、コンサルタントがどのような視点でクライアントのビジネスを見るのかを知る貴重な体験となりました。
求められるレベル感を実感
オリエンテーションでは想像以上に企業概要や業務の特色について詳細な説明があり、企業研究という観点からの解像度が上がりました。また、コンサルティングファームの業務フローを知らなかったため、フレームワークを含めた戦略立案の流れについて、非常に分かりやすい形で資料を配布してもらえたのがありがたかったです。プレゼンテーション後の質疑応答では、社員の方からさまざまな観点でご指摘をいただき、実際に入社してから求められる仕事のレベル感を知ることができました。
分析や提案を一貫したストーリーに
チューター役の現役コンサルタントの方から、分析や提案をストーリーとして伝える重要性を学びました。例えば、分析結果を羅列するのではなく、一貫したストーリーを構築することで、クライアントを納得させ、行動を促す提案が可能になると理解しました。また、発表後のフィードバックを通じ、スライドはコンサルタントにとって重要なコミュニケーションツールであると痛感しました。具体的なファクトやエビデンスに基づいた論理展開と、それを分かりやすく伝える表現力が重要だと学びました。
充実したフィードバックに感動
フィードバックがとても充実していると感じました。各発表に対して15分間の時間が確保され、プロ目線の多くの意見から気づきや反省を得る機会となりました。また、個別フィードバックでは3日間の議論を通じて、発表内容だけでなく個人の果たした役割について良かった点や足りない点を含めて伝えていただき、自分の現状について気づきを得る機会となりました。座談会ではどんな質問に対しても、すべての社員の方が丁寧な回答をしていたことに感動しました。
「企業の魅力は人の良さ」
温かい雰囲気でとにかく「人」を大事にする会社という印象を持ちました。グループワークではすべてのグループに3日間を通してひとりずつ社員の方がついてくれただけでなく、最終日には1対1でのフィードバックまでもらえる手厚さに驚きました。フィードバックの内容も非常に細やかかつ丁寧でした。座談会でお話した社員の方々が口をそろえて「企業の魅力は人の良さ」と言っていて、本当に人間関係が良好で仕事がしやすい環境なのだろうということが伝わってきました。
政策研究コース
政策の立案・提言業務を体験
官公庁を顧客とした研究員業務に特化したワークを体験できたことが、最大の収穫でした。政策の概要・意義を整理し、リサーチで得た情報をもとに仮想のビジネスモデルを構築して今後の方針を提案する、という一連の貴重な体験ができました。政策立案をめぐっては参考にすべき情報も多く、全体像を把握したうえで提案を考えることは難しさもありましたが、グループで議論しプレゼン資料の作成までもっていけたことで、達成感を得ることができました。
研究員の業務の難しさと面白さ
ドメイン別の提案書作成ワークが最も興味深かったです。仕様書からクライアントのニーズをしっかりと把握し、短期間で調査フローと調査対象を提案書にまとめ上げ、プレゼンテーションで分かりやすく伝えるまでの一連の流れを体験し、研究員業務の難しさと面白さが分かりました。クライアント役の社員の方へのヒアリングを通じて相互に認識を擦り合わせたり、チームメンバーと作業を分担し試行錯誤しながら提案書を完成させたことに、大きなやりがいを感じました。
大学での学びを社会課題の解決に
MURCの研究員の方々が、調査研究を通じて社会課題にどのように貢献しているかを具体的にイメージできました。「研究」ではあっても、単にエビデンスレベルを高めることではなく、クライアントや対象集団の利益になることを一番に考えて調査研究を行うことが政策提言における重要な視点であり、まさに自分のやりたいことだと思いました。大学で学んできたことを活かしつつ、社会課題の解決に直結する調査研究を行える道があると分かり希望が持てました。
真剣かつ本音で接してくれる姿が印象的
研究員の方々には、真剣かつ本音で接していただいたという印象です。仕様書を読み解く際や提案書を作成する際に、私たちに主体的に考えさせるうえで的確なアドバイスをいただいたり、発表後に詳細なフィードバックをいただいたりと、丁寧に接していただきました。また、初日の説明会や最終日の座談会では、一般的な会社説明会等ではあまり開示されない情報も積極的に出してくださり、本音で学生と接してくれているという印象を受けました。
自己研鑽と組織貢献の好循環
多くの研究員の方々と交流する機会があり、業務内容や専門分野に関することからプライベートまで、さまざまなお話を聞くことができました。社員の方々一人ひとりが、自己実現の軸を確立し、自身の役割に誇りと責任感を持って実務にあたられている印象を受けました。自由な組織文化の中で自身の専門性を磨きつつ、プロジェクトにおいてはその専門性を発揮しチームに貢献するという、自己研鑽と組織貢献の好循環が形成されていると感じました。
多様な仲間との出会いが学びに
多様なバックグランドを持つ仲間とともに学ぶことができました。ここで出会った参加者は出身も専門もそれぞれ違いますが、共通して社会課題の解決に意欲的で優秀な方々ばかりでした。そうした出会いにとても刺激を受け感化されました。特にグループワークでは、互いに経験や専門を生かしつつ、ともに悩み考えた時間が充実しており、多様な視点から学ぶことばかりでした。また、実際の調査研究も体験できたことで、ここで働く自分が想像できるようになり、ワクワクする思いが強まっていく3日間でした。