三菱UFJリサーチ&コンサルティング
ENTRY

知的好奇心にリミッターはかけない。
挑むのは新しい社会的価値の創造。

S.K.

政策研究事業本部
環境・自然ユニット
持続社会部
研究員
2021年度入社

PROFILE
高校時代から途上国支援に関心があり、大学院では浄水処理を研究。新卒で入社した企業では開発途上国における上下水道分野のコンサルタントとして調査・計画業務に携わりました。約3年間勤務した後に当社に転職し、主に食品ロスやリユース等のテーマを担当しています。最近の趣味は魚料理です。漁港直送の旬なマグロやアオリイカ、ハチビキ等を捌いて、お刺身や煮付け等で味わっています。
入社前

MURCを選んだ理由

シンクタンクに転職したのは、一定の枠組みの中で事業化に注力するのではなく、枠組みそのものを構築する側に挑戦したいと考えたからです。当社は売上等の目標に沿った企業活動を進めつつも、同時に個人の主体的な志に基づく研究活動を社会貢献につなげていこうとする組織です。性善説を前提としたボトムアップの風土に強く惹かれ、入社を決めました。
入社後

入社して気づいたMURCの魅力

入社間もなく、勇気を持って発言したことに対して、想像以上に好意的なレスポンスが返ってきたことに驚きました。異なる意見を排除するようなことはなく、お互いの意思を尊重する社風が、心理的安全性にもつながると感じています。そのおかげもあり、入社半年で出社回数が10回以下と在宅勤務が中心であっても、不安なく日々働けております。
INTERVIEW

社会に有益な価値を創造・発信する。

主に環境省をお客さまとして、食品ロスやリユース等をテーマとした調査に取り組んでいます。私はものごとを定量的に推し量ることが好きで、例えば全国の市町村に対するアンケートから日本全体における食品ロス量を推計するという取り組みには、知的好奇心が大いに刺激されます。やりがいは「世の中の誰かにとって有益な“価値”を創造し、自信を持って提供し続けられる」ことです。最新の知見に触れながらデータ分析を行い、アウトプットとしての推計を有識者の出席する会議に諮るというプロセスそのものが、新しい知見に触れる・創造するという実感につながっています。分析したデータが、有識者の会議や検討を経た後にメディア等を通じて社会に発信されて、新たな政策の検討にも反映されることは、シンクタンクならではの醍醐味といえるでしょう。調査の途中でも関連する新たな依頼や問い合わせが発生することは珍しくなく、複数の調査業務が並行することもよくありますが、お客さまから頼りにされているという実感は心地良いものです。

前職の経験を活かし、
実装フェーズにも携わる。

中央省庁の政策検討支援にとどまらず、地方自治体の計画策定や実態調査の支援、事業者等によるモデル事業の推進支援と、仕事は多岐にわたっています。大きな方針の検討に関与するだけでなく、推進施策の検討といった社会実装に向けた動きにも携わることができるのは、業務の広がりという点で魅力的なことです。例えば地方自治体の食品ロス削減推進計画の策定支援においてはコンサルテーション的な伴走も重要であり、その点では前職でコンサルタントとして事業の具現化を支援してきた経験が活かせていると感じています。環境負荷の低減やSDGsといった文脈の中、食品ロスやリユースのテーマは今後大きな展開が予想されます。川上から川下まで社会全体の取り組みを推進するための有益な知見を備えることで、さらなる価値の創造と発信をしていきたいと考えています。また、開発途上国に対する想いは高校時代から変わらず胸にあるため、日本の政策検討で学んだ考え方や手法を使って、いつかは海外を舞台とした仕事にも携わりたいと考えています。
PROJECT STORY

常に新たな知見を取り入れ、工夫を重ねる。

入社してすぐに担当することになったのが、食品ロスの優良事例を表彰する事務局の業務でした。複数の審査員の評価を、統計学の「尺度」の概念を用いて異論が生じないようにまとめていく等、単に効率的に進めるのではなく、より良いものに仕上げていくための工夫を重ねながら進めたところ、お客さまに大変満足いただくことができました。入社直後の私に大任を委ねてくれた当社の期待にも応えることができ、チームの一員になれた実感が得られたという点でも印象深いプロジェクトです。
MESSAGE

「知のプロフェッショナル」を目指す人へ

当社の特徴のひとつに、お客さまからの発注には至っていない課題やテーマに対しても、会社の支援のもとで調査・分析に取り組める社内制度があります。私もこの制度を活用し、ライフワークである“水”の調査研究を進めています。このように自身の知的好奇心に従って、社会的価値のあるテーマに取り組める自由さは、当社の大きな魅力です。自分の知的好奇心に制限をかける必要はまったくありません。こうした環境を活用し、知識欲を発揮しながら社会に対して能動的に働きかけていきたいと考える方をお待ちしています。