Mitsubishi UFJ Research and Consulting Presents

PREMIUM SUMMER INTERNSHIP [Reports]

2019サマーインターンシップレポート

Scroll
#Taikanseyo

2019サマーインターンシップレポート

三菱UFJリサーチ&コンサルティングでは、学生のみなさんが実際の業務を通して当社を体感できる参加型のインターンシップを実施しています。2019年も「経営コンサルティングコース」「政策研究コース」2コースのサマーインターンシップを、全国3ヵ所で開催しました。

経営コンサルティングコース

実施内容

2019年8月、3日間にわたり、東京本社・名古屋オフィス・大阪オフィスにて、経営コンサルティングコースのインターンシップを開催しました。このコースでは、第一線で活躍する経営コンサルタントの指導のもと、少人数のプロジェクトチームを組み、実際の経営課題をテーマに課題解決を実施。チームメンバーとコミュニケーションを図り、課題に力を合わせて取り組みながら、最終日にはその成果をプレゼンテーションで発表していただきました。また、ランチ会や懇談会では、チームメンバーや当社のコンサルタントと交流も深めていただきました。参加者の皆さんがどんなことを経験し、どんなことを感じたか等、実習中の風景とともにレポートします!

テーマ

  • Aチーム

    大手飲食チェーンA社へ
    潜在力を引き出す新規事業を提案
  • Bチーム

    健康ビジネスを手がけるB社へ
    未来を見据えた成長戦略を提案
  • Cチーム

    エンタメ事業を手がけるC社に
    飛躍へ向けた再成長戦略を提案
  • Dチーム

    大手リユースチェーンD社へ
    新時代を生き抜くための再生戦略を提案

参加者の声-参加者のコメントから抜粋

Point1 『先輩社員や新たな仲間と切磋琢磨できる場』

  • チームで取り組むジョブだったことで、コンサルタントをめざす方々の雰囲気や考え方、仕事に取り組む姿勢がよくわかりました。チューターとしてついてくださった社員さんとも多く話せたことで、人柄や社風も感じ取ることができたと思っています。

  • 仕事への理解を深めるとともに、レベルの高い学生に混ざってグループワークをこなすことで、新しい発見ができ、自分のスキルアップを図ることができました。3日間という短い時間でしたが、とても密度の濃い時間を過ごすことができたと思っています。

  • 情報を集める大切さと大変さ、アイディアベースではなくファクトベースで解決策を模索していくことの重要さを身をもって体感しました。チームのメンバーがとても優秀で刺激を受けました。これから残された学生生活の中で、自分ももっと成長できるようにさまざまなことにチャレンジしようと強く思いました。

Point2 『丁寧な個別フィードバック』

  • プレゼンを通じて得たフィードバックが非常に質の高いものであったことに加え、プロの方はどのような点にフォーカスしているのかを知ることができました。また、自分たちの成果物を示す際にどのような視点が欠けているか、どのポイントが相手に適切に伝わっていなかったのかを可視化することができました。

  • 社員の方々を前にしての報告は緊張感があり、伝える力の重要性を感じました。報告後は、コメント・フィードバックをいただき、大変勉強になりました。厳しいご意見もいただき、悔しい部分もありましたが今後の糧にしていきたいと思います。

  • 実際に活躍されているコンサルタントがチームについてくださり、議論の進め方や方針についてもフィードバックをいただけたこと、さらに資料作り等の細かい点でもアドバイスをいただくことができたため、当初の期待を超える良い経験となりました。

Point3 『自己成長を実感できる3日間』

  • 3日間で、コンサルタントに必要な能力や資質を知ることができ、自分に足りていない部分も明確になりました。自身の気づきや、社員の方々からのフィードバックをもとに今後の自己成長にもつなげたいと思います。

  • グループワークを通して成長を感じることができました。頭を悩ませながら3日間取り組んだことにより、コンサルタントに必要な論理性や一貫性といった考え方を身をもって学ぶことができました。また、提案を考えることだけが仕事ではなく、それをどう伝えるかもかなり重要な要素であるということが実感できました。

  • どのように課題を洗い出し、戦略を組み立てていくのかというところに、コンサルタントのやりがいがあり、その一方で難しいものであることを肌で感じることができました。自分たちの発表はまだまだ未熟なものでしたが、コンサルタントに必要な資質を知ることができたのは、自分自身の大きな進歩だったと感じています。

政策研究コース

実施内容

2019年9月、5日間にわたり、東京本社・名古屋オフィス・大阪オフィスにて、政策研究コースのインターンシップを開催しました。このコースでは、さまざまな社会課題の解決に日々向き合っている研究員の指導のもと、それぞれ関心のある政策分野の調査分析等の政策研究業務に取り組んでいただきました。その成果を最終日のプレゼンテーションで発表。政策研究という仕事の意味と意義を存分に噛みしめた5日間を、参加者の感想とともにレポートします!

テーマ

政策研究コース(東京)

[1]環境・エネルギー政策分野
  • 気候変動(地球温暖化)分野
  • 廃棄物・リサイクル関連分野、資源循環分野
  • 資源・エネルギーの持続可能な利用に関する分野
  • 国内外の森林政策分野
[2]経済政策分野
  • スタートアップ・中小企業支援、産業・科学技術振興、次世代技術
  • 新社会スキーム構築に関する分野
  • マクロ経済政策、財政・税制・公共政策、政策評価、公的分野の経営、金融・資本市場に関する分野
  • 労働政策、人材育成・職業能力開発に関する分野
[3]社会政策分野
  • 医療政策分野
  • 高齢者介護・地域包括ケアに関する分野
  • ダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランスに関する分野
[4]公共経営・地域政策分野
  • 国土の利用・保全、農山漁村等の活性化に関する分野
  • 住まい・まちづくりに関する分野
  • 防災・防犯に関する分野
  • 交通・物流に関する分野
  • 社会資本整備、PFI/PPP(官民協働)に関する分野
  • 製造業・農林水産業・観光等地域を支える産業に関する分野
  • 地域課題の解決に資する新技術、ソーシャルビジネスに関する分野
  • 文化・メディアコンテンツに関する分野
  • 地方自治体の計画策定、自治体経営改革支援に関する分野
  • 地域における教育・人づくりに関する分野

政策研究コース(名古屋)

政策研究業務全般
  • 社会資本整備に関する分野(効果分析、事業評価 等)
  • 官民協働・地域経営に関する分野(PFI/PPP、指定管理、事業化検討・支援 等)
  • 都市・地域計画、施設計画に関する分野(土地利用計画、公共施設計画、エリアマネジメント 等)
  • 地方都市の活性化に関する分野(産業振興、観光、文化政策、都市ブランド戦略 等)
  • 産業・技術振興に関する分野(中小企業支援、企業誘致、知財戦略 等)
  • その他、行政運営に関する分野(福祉計画、公共施設管理計画、総合計画、防災計画 等)

政策研究コース(大阪)

政策研究業務全般
  • 地方創生、地域経済分析、地方自治体の計画策定、自治体経営改革支援に関する分野
  • 産業振興、観光振興、技術振興の計画策定・事業化支援に関する分野
  • 都市・地域計画、施設計画に関する分野(景観、土地利用計画、公共施設計画、エリアマネジメント 等)
  • 防災・BCPに関する分野
  • 社会資本整備に関する分野(効果分析、事業評価 等)
  • 環境・エネルギー、生物多様性に関する分野
  • 子育て、福祉、教育、女性活躍、コミュニティに関する分野
  • 官民連携(PFI/PPP)、公営企業改革に関する分野

参加者の声-参加者のコメントから抜粋

Point1 『最前線で実際の政策研究業務を体験』

  • 委託されている地方自治体の職員の方々に、自分たちの提案を実際に発表させていただきました。ご指摘もいただきましたが、悔しいという思いや、シンクタンクのやりがいを強く認識することができました。

  • 中央省庁との打合せへの参加は非常に興味深かったです。政府のコンサルとも呼ばれるシンクタンクと官庁のやりとりを実際に目の当たりにすることができ、お互いの思考回路の特徴や譲れないポイント等を垣間見ることができました。

  • 税制に関わる提案業務で、実際に公募の説明会に参加し、公募入札と提案書の内容について知り、制度の概要の説明を提案書の一部として作成しました。シンクタンクの仕事がどのように生まれるのか分かると同時に、他のシンクタンクの提案より優位に立つために提案の基本方針で工夫を凝らす力が必要なことも学べました。

Point2 『シンクタンク研究員としての姿勢や心構えを実感』

  • 最大の収穫は現場に行かせていただき、社員の方々のお仕事を生で拝見させていただけたことです。そこでの社員の方々のご様子から、シンクタンクはただ知識を提供するのではなく、クライアントとともに考える職業であることを知ることができました。

  • 課題抽出から改善案の提案まで一連の仕事を体験でき、シンクタンクの視点から行う地域づくりを学べました。クライアントのみではなく背後にいるさまざまなステークホルダーの意見を調整する重要性や、汎用性の高い施策をめざすうえで現場が求める施策の具体化との妥協点を考える必要性も多く学べました。

  • 社員の方からシンクタンクの制度設計のサポートという業務を通して「社会に貢献したい」という熱意が感じられました。また、はっきりとした自分の考えや理想像をもっておられ、理想の実現のために努力を怠らない姿勢が見られました。

Point3 『社会課題への挑戦』

  • 実際のクライアントに向けた資料作成とプレゼンに加えていただきました。携わったのは地方自治体からの依頼である「公立学校魅力化評価指標」の取り組みであり、インターンシップでは完成した一連のシステムに対して課題発見と解決案の提示をすることができました。

  • シンクタンクの施策立案に必要な視点と考え方を学ぶことができた点が最大の収穫です。そのことを通して、現在自分自身が専攻している学問分野特有の思考プロセスは、時としてシンクタンクで求められる考え方とは相反するものであると気づくことができました。

  • 非常に熱心に環境・エネルギー問題に向き合っている研究員の方々とお話をする中で、自分のキャリアの最終目標が明確になりました。これまでの研究活動や就職活動で曖昧だった自分の「やりたいこと」が分かった気がして、当インターンシップに参加して本当に良かったと感じています。