Diversity多様な人材を活かす仕組み
すべての社員の
キャリア形成のために。 能力発揮と

執行役員 副本部長
キャリア形成のために。
執行役員 副本部長

当社の企業理念は「1H2R」と呼ばれています。「Humanismに立脚し、RomanticismとRealismの両立を目指す」というものです。シンクタンクとして「人と社会に対する信頼を基盤」に「先駆的な知的価値を創造する」ことを目標とし、民間企業として経営の「現実」を踏まえつつ、個々の社員が掲げる「理想」を尊重する組織であることをめざすという意味です。また、クライアントへの提言においても「理想」と「実現性」を両立させるという意味でもあります。ダイバーシティ&インクルージョンという方針が打ち出される以前から、この企業理念のもと、社員の能力発揮とキャリア形成支援が重視されていました。また、各自が描く専門キャリア支援を通じて、企業としての成果も着実に出していくという考え方が浸透していました。
ダイバーシティの推進には、柔軟な働き方を選択できることが重要です。コンサルタントや研究員は裁量労働であり、働く時間を柔軟に選択することが可能です。働く場所についても、自社だけでなくさまざまな場所で仕事のできる環境づくりが早くから整備されてきました。近年テレワーク制度等の導入により、各自の業務と生活の事情にあわせて働く場所や時間帯を柔軟に選択することで、より効率的に働くことができるようになっています。担当が細分化され、一律の働き方になりがちな事務系の部門・職種においても、各種休暇、短時間勤務制度やテレワークの活用、担当者間のカバー体制の整備等を進めています。子育てのみならず、介護や病気に直面した際にも、すべての社員がワーク・ライフ・バランスをはかることのできる働き方の選択肢を提供することをめざしています。障がいを持ち、在宅勤務をベースに熊本で働いている社員もおります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としても、緊急事態宣言前から全社で在宅勤務を中心とした働き方に移行し、宣言解除後も継続しています。今後は、さらに働き方の選択肢を増やすことで多様な社員の活躍の場を広げてまいります。
先に紹介したような理念や企業風土から、当社では、個々の働き方を尊重する考え方が比較的定着しています。そのため、働き方改革においても、一律に労働時間を短縮したり、定時退社を強制するような取り組みは行いません。新しいITツール導入等による業務の効率化、プロジェクトマネジメントの高度化、各階層の社員の育成方法やビジネスモデルの見直し等を通じ、社員が健康的に働き、限られた時間の中でより高い成果を出していくためのワーク・スタイル・イノベーションを進めています。
女性活躍の推進のためにも、子育て等のライフイベントに応じて柔軟に働くことが可能であると同時に、キャリア形成を支援する制度とマネジメントが必要です。当社では、本部単位で業務内容も人事制度も違うため、それぞれの特性に応じた取り組みが行われています。たとえば、事務系の職種では、子どもが小学校6年生になるまで短時間勤務制度の利用が可能です。一方、コンサルタントや研究員のような裁量労働の社員は、目標を勘案し、労働時間は各自の裁量でコントロールして両立をはかるという考え方です。近年は、こうした制度の運用改善にも取り組んでいます。時間的制約をもつ社員が安心して働き方を選択できるよう、適切な業務配分、周囲のサポート体制づくり、制度利用者と周囲の評価等を適切に行うことが必要です。また、子育てや介護に取り組む社員がキャリアアップに消極的にならないよう、昇格ルールの再確認や適正な運用をはかることも必要です。管理職向けの研修等を通じて、こうしたマネジメントのルールの周知・徹底にも取り組んでいます。
社員の声~キャリアもプライベートも~




一生の宝物を。
シニアコンサルタント
(2020年3月まで組織人事戦略部に所属)

私は1年間の育児休職を取得しました。生まれたばかりの子どもは生活リズムが整わないので、仕事から離れて子育てに専念できたことは非常にありがたく、また、自分の心身を健康に維持するためにも必要なことだったと感じています。子どもは成長するにしたがって、親の手を離れていくものですが、生まれてから一人で歩けるようになるまでずっと間近で見守ってきた日々は、私の宝物です。
裁量労働制のため、勤務の開始・終了時間は非常にフレキシブルです。また、テレワークが基本になってからは、通勤時間の削減や休憩時間を使った夕食の下ごしらえ等で、仕事・子育て・家事がより効率的になりました。周囲の理解と協力あってこそではありますが、復職して以来、育児と仕事の両立という点で悩むことは殆どありません。

鈴庄 美苗

吉永 佳太

南田 あゆみ
「どこでも」仕事ができる。
公共経営・地域政策部 副主任研究員

裁量労働制で勤務の開始・終了時間が決まっていないため、テレワーク制度を活用することで「いつでも」「どこでも」仕事をすることができます。娘が起きる前に家で仕事をし、娘と朝の時間を楽しみ、保育園に送り届けたあと、オフィスや出張先、あるいは自宅で仕事をし、娘を保育園のお迎えに行き娘との夜の時間をゆっくり楽しむ……といった日常を送っています。新型コロナウイルス感染症の影響で保育園が登園自粛になったときも、娘に「仕事をしたい時間」と「一緒に遊びたい時間」を説明しながら、なんとか乗り切ることができました。
「自由で、個人の裁量を尊重しあえる風土」が、当社の大きな特徴だと思います。チームのメンバーに自分の働きたいスタイルを説明し、理解してもらえれば、そのスタイルを実現することができます。

祖父江 万里子

吉永 佳太

南田 あゆみ
意識面でも先行を実感。
経営コンサルティング第1部 シニアコンサルタント

ワークスタイルについての取り組みが、他の会社とくらべても、制度上だけではなく、意識の面でも進んでいると感じます。育児休職を取得している男性社員や、保育園の送迎を行っている男性社員も多く、男性社員の育児についても非常に理解が進んでいます。子どもを保育園に送迎することは私の担当なのですが、裁量労働制で時間の自由もききやすいため、落ち着いて準備をしてから出かけています。メンバーにも早朝の打ち合わせをなるべく避けてもらう等、育児と仕事の両立ができるよう配慮してもらっています。その分、限られた時間を有効活用して、効率的に質の高いアウトプットを出すスキルも高まってきていると感じています。

祖父江 万里子

鈴庄 美苗

南田 あゆみ
家族との時間、どちらも大切に。
研究開発部 主任研究員

管理職として、責任のある立場で業務を行いながらも子ども・家族との時間を大切にすることができています。現在はテレワーク制度を活用していますが、過去には1年間育児休職を取得しました。復帰後は目標と業務量を調整することで、17:30位に業務を終了しています。年収と勤務時間とのバランスを取りながら、業務内容やクオリティを変えることなく、むしろ、よりブラッシュアップし続けられていると感じています。
最近は、周りにもイクメン・カジメン等の仲間や共感者も増えてきて、男女問わず家事・育児の情報交換をしています。育児をする女性でも肩ひじを張らずに、男性と同じように働き続けられる会社だと思います。

祖父江 万里子

鈴庄 美苗

吉永 佳太
ダイバーシティ推進への取り組み
知的創造を行うためには、多様な個性を活かしていくことが不可欠です。
当社は、社員が個々の能力を発揮し、安心して仕事に取り組める環境を整えています。
えるぼし
「女性活躍推進法」に基づき、女性活躍推進に関する取組状況等が優良な事業主として最高位である3段階目の「えるぼし」認定を取得しています。

くるみん
両立支援制度の拡充等により、「次世代育成支援対策推進法」に基づく認定(愛称:くるみん)を継続して取得しています。

ダイバーシティ経営企業100選(ダイバーシティ促進事業表彰)
ダイバーシティ推進に取り組む企業へのコンサルティング等、ダイバーシティ経営のすそ野を広げる活動を行っている企業として表彰を受けました。
多様な勤務形態、休暇・休職制度
一人ひとりの価値観やライフスタイルに配慮し、テレワークを柔軟に運用するとともに、
勤務形態や休職・休暇制度について多様な選択肢を提供し、自己実現やライフイベントへのサポートを行っています。育児・介護と仕事の両立支援
安心して育児や介護に専念できる休暇・休職制度とともに、
職場復帰後も育児や介護との両立が可能な支援制度を整備しています。勤務形態
休暇・休職制度
福利厚生
社員による活動
知見交流イベント
ナレッジの共有・創造や社内外のネットワーキングを図るため、知見交流イベントを定期的に開催しています。たとえば、最先端の研究動向をリベラルアーツの観点から学び、MUFGのグループ社員同士が互いに議論を深め合う「MUFGオープンカレッジ」や、コンサルタント・研究員自らの関心・問題意識による自主企画のセミナーを開催。毎回、多くの社員が参加し研鑽や交流を深めており、新たなつながりが生まれるきっかけになっています。

社内学会
社内学会とは、互いの専門性の向上や知見の研鑽推進を目的とした組織横断型の社内活動です。たとえば、「農山漁村学会」「環境友の会」「SDGs推進学会」等、13の学会があり、すべて社員が自主的に立ち上げて運営しています。フィールドワークや専門家を招いた勉強会等の活動に加え、社内SNSを活用したメンバー間の情報共有・意見交換等が日々行われています。

社内イベント
社員の有志企画で、ホテルのバンケットルーム貸切の交流パーティや季節のイベント等を定期的に開催しています。他部署のメンバーと熱く語り合ったり、クイズやゲームを楽しんだり、料理を堪能したりと、楽しみ方は人それぞれです。バンド演奏やクラブ活動の発表が行われることもあります。社内の親睦が深まる会になるよう、準備にも力を入れています。

クラブ活動
野球部、サッカー部、バドミントン部、バスケットボール部、テニス部、フラクラブ、ヨガクラブ等、クラブ活動も盛んです。野球部は東名阪にそれぞれチームがあり、年に一度の拠点対決は大きな盛り上がりを見せます。実力も折り紙つきでシンクタンクリーグ戦(6チーム総当たり)での優勝経験もあります。

福利厚生制度
当社には以下のような福利厚生の仕組みがあります。