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中部エリアの将来計画策定のために
データを分析し地域の姿を浮き上がらせる

政策研究事業本部  名古屋本部研究開発部 研究員礒部芳朗YOSHIRO ISOBE

2014年入社。名古屋大学大学院工学研究科・機械理工学専攻修士課程修了。学生時代はロボットの研究に打ち込み、大学院ではマルチエージェントシステムを使った数理シミュレーション実験等に取り組んだ。

My Policy

仕事において「食わず嫌いをしない」がモットーです。まだまだ修行の期間ですので、今はひとつの専門性よりも幅広い経験を積んで、多くの知識を身につけたいと考えています。ロボットの研究をしながらも、あえて当社に職を求めたのも、シンクタンクという環境ならさまざまな方法でテーマにアプローチできると考えたからです。その目的を実現するためにも、貪欲にいろいろな仕事に挑戦していきたいと思います。

私の仕事

私は社会資本・地域政策グループに所属しています。現在携わっている案件のひとつが、国土交通省の中部エリアを対象とした地域づくり提言「まんなかビジョン」プロジェクトの運営支援です。このプロジェクトでは、人口減少や大規模災害による甚大な被害等、中部圏を取り巻く課題と、ものづくり産業の集積等の当地域の特性を踏まえ、2050年を見据えた地域づくりの計画策定を行っています。この中で私は、上司の研究員のもとで、基礎調査を中心にさまざまな業務を行っています。
調査の目的は、提言策定に先立ち、まず中部圏の現状や将来の姿を把握することにあります。そのために、産業競争力、暮らし、防災、環境、観光等をテーマに多岐に渡る項目についてデータ収集を行い、分析結果を他地域と比較することで、中部圏が持つ特徴や強み、そして課題を浮き上がらせていきました。分析結果をまとめた報告書は、地域自治体首長や大学教授、経済界の代表等が参加する有識者会議の場における議論の資料として活用されています。私は、その会議にも出席し、議事録の作成も担当しました。
有識者会議は今年度は2回実施され、その議論の結果は、中部地域各自治体が取り組む指針となる提言書としてまとめられました。この提言書の案自体は上司が中心となって作成しましたが、私もそのうちの一部を担当しました。また全体の推敲を任せられ、より伝わりやすい表現を検討する等の作業も行いました。
提言では、2027年のリニア中央新幹線開業によって現れる東京・名古屋を繋ぐ超巨大都市圏「スーパーメガリージョン」を想定した将来戦略について述べられる一方で、南海トラフ巨大地震等来たるべき大規模災害からいかに地域を守り、ひいては東西を結ぶ日本の大動脈としての機能を維持するか、といったことについても言及がなされています。私の業務自体は地道な作業の積み重ねではありましたが、その目的を思うと大きな責任とやりがいを感じることができる仕事でした。
まだ不慣れなこともあり、調査や資料作りには膨大な時間が必要となることも多々ありました。さらに今回は調査方法の検討も上司にアドバイスを仰ぎながらの作業となりました。研究員として早く独り立ちできるよう、経験を積んで自らを高めていきたいと考えています。

手がけたプロジェクトの一部
  • リニア開業を見据えた名古屋都市圏の
    交通ネットワーク整備に関する調査
  • 新東名高速道路の愛知県区間開通による
    経済インパクト調査
  • 魚類養殖業のビジネスモデルに関する研究

私のとっておき

2冊のノートを使い分けています。1冊は打ち合わせ用で、ミーティングの議事録作成のためのメモや、今後の仕事について考えるために使う必要不可欠なもの。そしてもう1冊は直接的に業務には関係はないものの、仕事を進める過程で得た知識や「なるほど」と思った発見等を書き留めるものです。些細なことではありますが、この蓄積が自分の強みや知識の引き出しを作ることに繋がると考えています。漫然と仕事をせずに、そこから吸収できるものはすべて自分の肥やしにするつもりで続けていきます。

仕事の醍醐味

今はまだ語れるほどの経験はありませんが、少しずつ、プロジェクトを進めるうえで必要となる知識や手法が身についてきたように感じています。それに伴って、クライアントと協議をすることができるようになり、以前よりチームの一員として働けている実感を持てるようになりました。この仕事の醍醐味を感じられる日が早く来るよう、精進していきたいと考えています。

5年後の私

大学で学んだ専門性を活かし、ロボットや機械等先端技術普及のための業務に取り組んでみたいと考えています。就職先に機械メーカーではなく当社を選んだのも、幅広い視点からロボットと社会を繋げる仕事がしたいと思ったからです。社内でもまだあまり例のない分野でもあります。これを実現するためにも、まずは研究員としての基礎的なスキルをしっかりと養い、ロボットに関する知見を深めながら、積極的な情報収集・発信ができる人材へと成長したいと思います。

エピソード

観光に関する調査をしていたとき、別チームの観光を専門とする上司にアドバイスを仰いだことがあります。すると、私が渡した資料に即座にびっしりと書き込みをして返してくれたのです。これが強みを持つプロフェッショナルかと感銘を受けました。おかげで、それをもとに円滑に調査を進めることもできました。人に相談することの大切さを改めて実感したと同時に、将来、私がアドバイスを求められる立場になったときには、同じように応えられるよう力をつけたいと思った出来事でした。

応募者の皆さんへメッセージ

就職活動は自分を振り返る良い機会です。学生時代最後の節目として、これまでやってきたことを思い返し、大切にしてきた価値観を改めて見つめ直すことは、面接を突破するうえでも、その後社会人として働くうえでも必ず役立つはずです。「これは頑張った」と胸を張って言えることも大切ですが、常日頃から心がけてきた些細なことも思い出してみてください。そんなところにこそ、自分の強みを知るヒントがあると私は思っています。

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