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研究員とのタッグでコンサルタントが進化する

PROJECT

当社でできることは?
次のステージをめざすコンサルタントのケース

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のシンクタンク・コンサルティングファームである三菱UFJリサーチ&コンサルティング。企業のコンサルティングやグローバル経営サポートを担うコンサルティング部門と、省庁や自治体の調査受託・政策研究等を担うシンクタンク部門を有し、それぞれが協働できる優位性から他にはない戦略提案を生み出してきた。コンサルティング部門の渡邉藤晴プリンシパルと、シンクタンク部門の肥塚直人主任研究員に、それぞれの視点から見た同社の魅力と強み、戦略提案の事例について聞いた。

コンサルとして、提案の幅を広げたい

――入社の経緯と、貴社に決めた理由を教えてください。

渡邉事業会社や監査法人、外資系コンサルティングファームを経験し、2013年4月に入社しました。当社の最大の強みは、コンサルティング部門とシンクタンク部門が連携して課題解決を行えるところにあります。前職で、コンサルタントとして提供できるソリューションの幅に限界を感じていたこともあり、シンクタンク部門の知見を活用できれば、企業に対する提案内容の幅が広がるのではないか、新しい提案ができるのではないかと期待しました。

肥塚私は政策形成や制度設計に携わる仕事としてシンクタンクに興味を持ち、新卒で入社しました。シンクタンクでは社会的、経済的環境を理解したうえで、政策をどう設計していくのかという視座を持ち、行政と議論しながら政策の支援を進めていきます。社会に与える影響が大きく、非常におもしろそうだと思いました。最近特に注力している業務は、技術やブランドを生かした企業経営の支援です。公的事業を通じた中小企業の知財活用や事業化支援、法制度やガイドライン設計の合意形成に向けた調査研究活動や普及啓発活動等ですね。

強みは他にないナレッジとネットワーク

――コンサルティングファームであり、シンクタンクでもあるという貴社の特徴は、実際のコンサルティング業務でどのような強みとなっていますか。

渡邉コンサルティング部門、シンクタンク部門はそれぞれ独立した組織ですが、社内に2つの機能があることで、ナレッジの深まりや、強力なネットワーキングが生じており、大きな強みとなっています。通常、コンサルティングファームは、専門家へのインタビュー等を通じてクライアントの課題解決のための調査を行います。しかし、当社の場合、取材対象として最適な専門性を備えたシンクタンク部門の研究員が社内にいます。
たとえば、私は現在ある民間企業のロボティクス系(先進技術系)のプロジェクトを担当していますが、最新技術や国内外の政策動向の情報を提供できることが付加価値のひとつとなっています。それらの情報は調査会社の公開レポートにはほとんどなく、当該領域を専門とする研究員だけが持っています。そうした専門家が社内にいるわけですから、他のコンサルティングファームより圧倒的に早く情報を入手でき、そこで得られた重要なファクトが新しい提案に繋がったのです。また、案件の内容によっては、研究員がコンサルティングプロジェクトにアドバイザーとして入る場合もあります。これは、他のコンサルティングファームにはない非常に大きな強みで、専門家ならではの客観的かつ長期的な視点が得られるため、提案内容の説得力が増します。

グローバルレベルの企業経営を議論

肥塚ナレッジやネットワーキングの話がありましたが、シンクタンクには国や自治体の政策形成に携わっているという強みがあります。在籍している約200人の研究員は、行政だけでなく産業界やアカデミア等、当該政策テーマに関わるキーマンたちのハブとなって、日頃から視座の高い議論をしています。コンサルタントから見れば、そうした研究員と議論を重ねることが、視座の高い提案に結びついているのだと思います。

渡邉そうですね。日本企業のなかには、技術力は世界一なのに、欧米主導のマーケットルールによって実力通りに市場で戦えない、という現実に苦しんでいるところが少なくありません。コンサルタントだけでは、国を巻き込んだルールメイキングまで踏み込むのは難しいけど、シンクタンクの研究員とは「日本として、グローバルマーケットでどう戦っていくか」「日本を代表する企業のひとつとして、どのようにグローバルレベルの社会課題解決に貢献するのか」という議論ができる。国をあげた施策や国際機関等の最新動向を踏まえつつ、企業経営をどうかじ取りするべきか、その方法を知る存在が社内にいることは、とても心強いです。

肥塚コンサルタントとはプロジェクトで協働することもありますが、それ以外にも、社外のキーマンを招いて勉強会を開催したり、社内メンバーでの意見交換会をしたりと、知見を共有する場は積極的に設けています。研究員には、社会的役割や求められる素養がコンサルタントと異なる面があり、国のため、社会のため、地域のためと、志高く目標を設定し、もっといい経済・社会を実現できないかと常に勉強を続けるのが仕事です。もちろん守秘義務があり、立場上知り得る情報については厳格な管理をしていますが、政策の合意形成に至るまでの社会調査や議論を通じて得た経験や視座は、ナレッジとして蓄積しています。そのナレッジをもってコンサルタントと協働することで、企業活動を通じた社会課題の解決に少しでも貢献できれば嬉しいです。

新たな視点で事業戦略を描く

――研究員とプロジェクトで協働することで、どんな気づきがありましたか。

渡邉あるグローバル企業の事業戦略立案に、肥塚にアドバイザーとして入ってもらったときのことです。コンサルタントは、目の前のファクトから事業戦略を考えるので、マーケット調査をしたうえで、その調査結果に沿ったソリューションを提案します。でも、肥塚は「そもそも他の先進国における産業政策はそのような環境認識に立っていないのではないか。国を巻き込んだ市場形成、新たな市場秩序の提案ができるのではないか。当該企業を支援することは社会課題の解決にも資するので、日本政府や現地政府とも協働できる領域があるのではないか」と、違う視点を投げかけてくる。目の前のファクトだけでなく、クライアント企業を起点としてファクトをいかに変えていくかという視点は勉強になりました。前提だと思っていたことが前提じゃなかったと気づかされ、長期的な視野で事業戦略を考える重要性を教わりましたね。

肥塚コンサルティングのプロジェクトでアドバイザーとして参加する際に目にするのは個社の事業戦略です。そこで大切にしているのが、その企業が行う事業活動を成功させることで「日本経済をどう活性化させるか」「日本の産業をどう盛り上げるか」「グローバルな社会課題をどのように解決するか」という視点です。日本のグローバル企業が経営につまずいたら、日本経済に多大な影響がおよぶのは必至です。それならば、その企業を取り巻く国際的世論形成、政策形成の現場を踏まえ、マーケット全体に働きかける戦略・戦術を考えるべきではないかと考えています。

さらなるやりがいを求めるあなたへ

――どんな方に、コンサルタントとして入社してほしいですか?

渡邉短期的な利益を追い続けるだけではなく、長期的な視野で、日本のため、グローバル産業のためと考えられる人です。シンクタンク部門の研究員は皆、パブリックな視点で物事を見ています。彼らと一緒に仕事をするのであれば、「視座の高い仕事をしたい」という思いが不可欠です。その視座を理解できなければ、研究員と協働し、その知見を取り入れた提案ができるという強みを生かすことができないでしょう。

肥塚研究員のクライアントは、官公庁等のパブリックセクターであり、その政策課題に取り組むに当たっては極めて高い専門性が要求されます。また、テーマが類似していたとしてもアプローチや課題自体はすべての案件で異なるため、常に新しい課題に向き合う必要があります。

渡邉高度な専門性を持つ研究員とともに、いろいろなことにチャレンジする意欲を持っているコンサルタントがいいですね。お客さまのニーズやマーケットの変化をとらえて、一緒に何ができるかを考えたい、新しいものを作りたいというモチベーションが大事です。また、現職でコンサルタントをしているが提供できるソリューションの幅に物足りなさを感じている人、事業会社で活躍しているが企業経営や社会を別の視点でとらえたい人等からすると、当社でのコンサルティング業務にやりがいを感じてくれると思います。

肥塚私は、社会的課題について一緒に考えられるコンサルタントと仕事をしたいです。企業活動には、収益を稼ぐ以外の側面があります。大企業であればあるほど、国や地域の経済活動を作り、雇用を生み出す等社会的側面を持っています。グローバル企業になればさらに、環境問題、食糧問題、人権問題等、地球規模の課題にも向き合う必要があります。ですので、「この経験とスペックがあればこの仕事ができる」といった固定観念にとらわれず、新たな知識を身につけながらコンサルティングを通じて世の中を変えていきたい、と本気で思っている人に来ていただきたいですね。

渡邉そうですね。当社はMUFGの一員であるため、さまざまな企業との接点が多く、競合関係にあるような大企業や異業種の意向を調整しまとめることもできます。影響力のあるスケールの大きなソリューションを提供したい人には、最適な環境だと思います。また、当社はある特定のコンサルティング領域だけを行っているわけではありません。私のように大規模案件に取り組む戦略コンサルタント以外にも、中堅・中小企業をメインのクライアントとする業務改善やIT、組織人事系等のコンサルティングも強化しています。社内異動も可能ですので、コンサルティング領域を絞り切れない方を含め、さまざまな方が興味を持ってくれるといいなと思っています。

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